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【京の苔】スペシャルハイゴケ(特選ハイゴケ) 中トレー 1枚 【夏半日陰のコケ】【戸外栽培用の苔玉】【苔テラリウム】【苔盆栽材料】
¥ 3,300 税込
加算ポイント:30pt
商品コード: KZ-199
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【解説】
1.葉がやや小型で密に育つ性質です。
2.育てますと、通常のハイゴケは青く(緑色)なりにくいのですが、ヒメハイゴケは青々と育ち、見た目に美しいという
印象を受けるハイゴケです。
上段:ヒメハイゴケ 下段:通常のハイゴケ | |
ヒメハイゴケ |
通常のハイゴケ |
同時に入荷しており、同一の場所で同一の管理をしております。
ヒメハイゴケは生育が旺盛で成長も早く、盛り上がるように育ち、それでいて濃緑色の葉色をするという特徴があります。
本来のハイゴケはヒメハイゴケより成長が遅く、なおかつ葉色は本来の黄緑色のやや色目が悪いのですが、
養生しましてもその性質が失われない。販売する側にとっては少し売りづらいのですが。
3.そのようなことで、テラリウム・苔盆栽に最適なハイゴケです。
苔玉にも使用できますが、葉がやや小型なだけに糸が少し巻きにくくなるような気がいたしますので少しご注意願います。
4.ヒメハイゴケは自然では盛り上がるように育ち、通常のハイゴケとは少し性質が異なるようです。
5.ヒメハイゴケはコロニーを作るように育つ特徴から、夏戸外で育てる場合、日中に水やりをしますと蒸れやすくなる特徴
を持っているコケです。
苔盆栽・苔玉等を戸外で育てる場合は少し注意が必要ですので、夏の水やりは夕方に行ってください。
よく解説で”ハイゴケは蒸れやすい”とされている場合がありますが、この蒸れやすいのはヒメハイゴケかと考えられます。
どうもハイゴケとヒメハイゴケが混同されている感がいたします。
6.余談ですが、通常のハイゴケは広がるように這うように育って行き、厚くなりにくい性質です。つまり、ヒメハイゴケと
比較しまして蒸れにくい特徴があります。
弊園にてこの一年試作しましたところ、ハイゴケ(本来のハイゴケ)は日中水やりしましても蒸れにくく、
夏の直射日光下でも枯れずになんとか育っておりました。平地では夏半日陰で涼しくしてやるとよく育つように思います。
そのようなことで、庭にハイゴケを使用の場合、ヒメハイゴケと本来のハイゴケではまったく違う管理になるのでは?
【弊園でのハイゴケの管理(例)】
季節は違いますが、上記の天然ハイゴケを養生しますと以下の通りとなります。
1. 《8月1日》 ハイゴケの専門取り扱い業者より入手。
2. 《8月17日現在》
その後夏の暑い中での日陰での管理をしますと、 約20日程にて成長したハイゴケです。 |
厚さもかなりのものに育っております。 |
3. 《9月7日現在》
【苔玉の管理】
よく皆様「カワイイから」といって室内に飾りぱなしにされます。そして植物はおろか苔まで枯れる、或いは茶色くなっておられるかと存じます。そのようになる前に戸外に出して下さい。
ア、植物が日陰を好むものであれば建物の北側(明るい日陰)に置いてください。
イ、好日性の植物であれば直射光線下に置いて下さい。(夏の強光線の場合、いきなり出しますと葉焼けする場合が御座いますので注意して下さい。)
そのようなことで上手に管理すれば苔も青々と育っていくかと存じます。
【解説:庭園に張る苔の基礎知識】
基本的な考え方
(1).環境設定が第一
弊園は京都市の西山といわれる地域にて営業しております。そして1000年の都であったことにより社寺仏閣が数多く見られ、その庭には苔が美しく育ち、建物とのハーモニーが協調されてきました。それは環境が良かったことが第一であったと思われます。
具体的には、山のすそ野にあって空中湿度、地下水位等、苔の好む環境であったことが考えられます。ですから京都市の中心部にあるお寺等には、その環境が保たれずに苔が育たない現象が見られます。つまり乾燥しているのです。それが大きな原因かと思われます。
(2).乾燥が枯れる原因です
お客様より「よく枯れる」というお話を伺うのですが、基本的には水分不足により苔が休眠状態になっているのです。
ですから、適当な水分補給をされますと復活します。但し、水分だけかというと採光の程度もありますのでなんともいえないのですが、スギゴケ・スナゴケ等は日光を好みますので、水分だけの問題かと思います。
(3).弊園では"庭に苔を張りたい方"への参考になればと思い、「苔の育て方」を解説しています。
とりわけ苔の育て方 解説「苔は土が無くても育ちます」を御参照いただけると参考になるかと思います。
2017年3月9日
「苔の育て方」の解説ページも合せて御覧ください。
苔・コケにつきましての最新ニュースは
弊園ホームページ「園主の日記」苔販売を御覧ください。
・石田清華園の紹介
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