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奈良吉野山系 コウヤノマンネングサ 根巻苗(5〜6本+おまけ4〜5本)×2セット 【苔テラリウム・苔ボトリウム】【日陰の湿生植物】【非耐暑性耐陰性の苔】
通常価格:¥ 1,276 税込
¥ 1,276 税込
加算ポイント:24pt
商品コード: KZ-128
関連カテゴリ
和名 | コウヤノマンネングサ |
学名 | Climacium japonicum Lindb. |
科/属 | コウヤノマンネングサ科コウヤノマンネングサ属 |
漢字 | 高野の万年草 |
分布 | 北海道から九州、朝鮮、シベリア、中国、チベット |
草丈 | 5〜10cm |
日照 | - |
用途 | 苔テラリウム、苔盆栽 |
特記事項 | 乾燥に弱く、水を切らさないことが大事です。 |
商品解説
コウヤノマンネングサの四季、お送りする見本品の季節毎の移り変わり
7月
入手して1年以上かと思われます。その間培養してこのように。テラリウムにて植付けていただいたならわかるかと思いますが、採種品と違って様になります。
【商品解説】
1.お送りする株は※平成29年春入荷 自然のコウヤノマンネングサの場合
(1)後々育ちの良いランナーの連なった、株として力のあるものを可能な限りお送りいたします。
入荷時5月15日現在のコウヤノマンネングサは標高の高い山中に自生していたと見られ、画像を見る限りランナー(一次茎)
の先端の新芽(二次茎)は成長が始まったばかりで新芽の展開が見られませんでした。
その後5月末頃では新芽(二次茎)の展開がかなり進んでおります。株としての力がかなりあるかと存じます。
(2)上記の画像にあるような株が理想的ですが、何せ自然のもの。最低でも2、3本連なった株はランナーの先に成長点があり、
到着後の特に春先の生育が理想的となります。
(3)従来生ミズゴケを乾燥防止として使用しておりましたが、弊園がコウヤノマンネングサの生育地を調べるにつれ、そこは
シノブゴケ或いはツヤゴケの生育地と重なっている場合が多く見受けられました。
それにて好む環境がよく似ていると考えられますので、根巻きに使用する苔はシノブゴケとさせていただきます。
(本来オオアオシノブゴケが最も湿生植物に近いと考えられるのですが、量的確保が難しくお許し願います。)
(4)テラリウムに使用
コウヤノマンネングサを使用したテラリウム
ア)コウヤのマンネングサは湿生植物です。
イ)常に水を滞めた状態で管理するのがポイントです。
ウ)弊園販売の有機物の混入の無い鉱物質100%の培養土「苔の土・テラリウムの土」が最適ですのでご利用ください。
エ)そして根巻き等に使用しましたシノブゴケを化粧に使用して頂きますと、調和の良いテラリウムになるかと存じます。
オ)共に弱光線でも育ちますので、室内観賞もそう難しくはないかと考えられます。
2.自然の状態は
(1)深山で見られる自然のコウヤマンネングサは地下茎によく似た仮根といわれる一次茎(ランナー)で成長して行きます。
そしてその先端は新芽が出かけており、地上茎を成長させます。これを二次茎といい、この地上茎の葉に当たる部分を観賞しています。
成長した二次茎は自然では高さ15にもなります。もっとも自然のコウヤマンネングサはこのような株ばかりでなく小株もたくさん見られます。
(2)入手する良い株は
ア)二次茎つまり胞子葉が最低でも2〜3茎あり、一次茎の仮根が元気よく成長することができることが最低条件です。
この条件が後々コウヤマンネングサを育てる場合、育てやすい株となります。
イ)胞子葉が1茎であっても仮根がしっかりしており先端の新芽の展開が見られる株
ウ)もちろん胞子葉が5〜6株ある株はいうまでもありません。
【育て方のポイントは】
(ア)育て方の大事なことは乾燥に弱いことが考えられます。家庭で育てる場合は根の部分が常に水に触れていることが
重要なポイントかと思います。幸いなことにコウヤマンネングサは水に漬けておりましても枯れることなく、
根は常に水に漬かって育てまして何ら問題はないかと存じます。
(イ)腐葉土の層に根を張り、後に解説しておりますポットでの栽培の育ち方をみますと
「水を好み・空気も好む」という湿生植物に分類されるのが合理的な育て方を可能にするかと存じます。
(ウ)従来、自然界に於いて腐葉土の層に根を張るコウヤノマンネングサを見て、腐葉土そのものを好んでいると
勘違いされるガイドやガイドブックが稀にあるかと存じますが、後述する「培養土は」にて解説しています通り
好んでいるのは腐葉土ではなく、酸素を含んだ水です。
(エ)そしてそれこそが「コウヤノマンネングサを育てる最大のポイント」と言えるかと
存じます。新鮮な空気(特に酸素)を含んだ水がコウヤノマンネングサの地下茎に触れることこそ最大の恩恵であり、
そして腐葉土の層に流れた水はミネラルを含む水となりコウヤノマンネングサに供与していたのです。
話は余談になりますが、近年「海のカキの養殖」にはこのミネラル水が有効であることが理解されてきたことでも
わかるかと存じます。
(オ)失敗される原因はコウヤマンネングサが成長するに足りる水分補給がなされないことによる脱水症状から起こることです。
そしてバランスがとれるまで胞子葉は枯れて行きます。この枯れる現象に光線量が少し強い時には茶色くなる場合がある
かと思います。幸いなことにやはり苔です。
枯れたと思いましても再生力は持っていますので、早く気がつけばそれだけ再生は早くなります。
【培養土は】
土は苔にとって必要条件ではないのですが、コウヤノマンネングサを植え付ける際に安定させなければなりません。
その場合の利用は、決して腐葉土ましてやピートモス等の有機質の混入のない培養土「山野草の土」或いは赤玉土等で植え込みます。
その理由は鉢植えにおいて培養土中のピートモス等有機質の混入が植物にとって良い結果を出すように解説される
場合が多いのですが、これは明らかに正しくないからです。
更にテラリウムの場合、腰水にすることが多く、この場合は水の浄化作用に鉱物質の培養土が有効であるからです。
そして水の中に有機物がありますと、嫌気性菌の作用によりメタンガスの発生となります。
室内の場合、ガスの臭気が漂うことになります。
【環境は】
(1)明るさは
コウヤノマンネングサの自生地は深山と考えられ、かなり暗い林床に自生していると思われますので、
「夏 日陰の苔」に分類されるかと存じます。この暗さを好むところからテラリウの室内観賞にも向いている
由縁かもしれません。
(2)風通しは
苔全般に言えるのですが、上手に育てるコツはやはり風通しです。自然環境では風通しの良いところに自生が
見られると思いますので、初心者の方はテラリウムより腰水による鉢植えで育てられることをおすすめします。
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