店舗からのお知らせ
ご来園の際のご注意 |
ご来園の際は必ずご連絡をお願いいたします。植物の管理や出荷作業で丁寧な対応ができないためです。また、店頭商品での取り扱い商品も限られています。詳しくはこちらをご覧ください。 |
お問合せについて |
植物の管理や出荷作業をしているため、お問合せはフォームよりご返事をさせていただいています。ご理解の程よろしくお願いいたします。商品ページから問合せができます。 |
送料無料について |
7.700円(税込)以上のご購入で送料無料となります。対象は当園から発送商品のみです。 |
ムジナモ 2本 【食虫植物】【山草系夏日陰の多年草】【シェードガーデン向き多年草】【耐寒性水生植物・沈水植物】【珍奇植物】
通常価格:¥ 1,100 税込
¥ 1,100 税込
加算ポイント:20pt
商品コード: MSS-028
【科名】モウセンゴケ科ムジナモ属
【花期】夏
【学名】Aldrovanda A. vesiculosa
【特徴】
貉藻、狢藻
商品解説
ムジナモの季節毎の変化
8月
昨年ガマを入れ試作しました。そしてイトタヌキモ兵庫県産も増殖用に入れておきました。ところが冬の寒さにてそのイトタヌキモは消えてしまいがっかりしていたのですが、どこかに生き延びたわずかのイトタヌキモがこのように。
肝心のムジナモはそのイトタヌキモに巻かれてしまい身動きがとれない状態。細く短く生長が思うにまかされないようです。
約1週間程度前に身動きがとれないムジナモを別の容器に移し替えたところ見て驚きです。細く短かったムジナモがイッキに生長しているのです。但例年に比較して生長が少し悪いのか色が悪いのです。今後様子を見ることに。
8月16日以降、お1人様にて6口の御注文を始め発送するのですが、8月22日現在このようによく増殖しております。このことを考えますと従来の育て方の基本的な考え方、つまりガマ等の水生植物を入れるというのはあまり関係ないのではと思われます。
9月
たくさんの御注文いただき連日発送するのですが、どれもこれも枝分かれした良株ばかり生育環境が最適かと思われます。そこで立派な株は無いかと見てみますとこのムジナモが目に入りました。さがせばもっと大きな株もあったかもしれませんがこの株にて充分です。
そしてこの株を見まして解るかと考えられますが従来のムジナモの育て方と違った解説をそのうちに思っております。
ムジナモのエサとなるミジンコを育成するため田土も御一緒に購入されることをおすすめします。
育て方の方法(栽培法) 屋外ビオトープの場合
【準備】
1.サンポット80Lの容器に田土を使用して育てておりましたコウホネ・オニバス各2ポットを使用
2.過去2回ムジナモを入手しましたが、いずれも消えてしまいました。
反省点として、終日日光に当て水温が非常に上がったのが原因ではと考えました。おそらくは40℃を超えたのではと思います。
3.一回目の入手より、足掛け5年の月日。本年2017年7月18日にムジナモを入手。以前より育て、過去2回失敗したコウホネを育てて
いるサンポット80Lに移しました。本年は容器に半日陰になるように工夫し、水温を上げないように注意しました。
【2017年8月5日 ムジナモの成長ぶりです】
1.このポットはサイジョウコウホネが育てられているポットです。サービスにいただいた小苗も育ってきております。
2.かたや、オゼコウホネの育っているポットです。葉が抽出しないため、ここ何年いつも水生小動物の食害にあってしまっています。
その中で育っているムジナモです。
右の画像は同じポットで少し前から育てておりますイヌタヌキモです。ところが、このポットだけは水質が合わないのか
イヌタヌキモもなかなか増えてくれません。ムジナモは多少心配しております。
3.こちらはミジンコが豊富にあるとみえ、よく増殖しているイヌタヌキモです。前のポットとそう違わなかったのですが。。
4.こちらはオニバスのポットで育っているムジナモです。
ところがこのオニバスも水生小動物の食害にあってしまい、このような葉姿に。
5.もうひとつのオニバスのポットです。よく育っているムジナモです。
オニバスも食害に合わずに育っています。肥料を投入すれば大きく育つのですが、アオミドロの発生が心配で無肥料です。
でもムジナモはミジンコを食べてよく育っています。
【2017年8月16日 よく育ってきているムジナモです】
1.半日陰にしたおかげでしょうか。水温が上がらずムジナモも益々元気になったようです。
やはり田土のおかげでしょうか。ミジンコを栄養によく育っています。
2.食害にあったオゼコウホネの中で育っているムジナモです。右下に見えるのはイヌタヌキモです。
同居しているイヌタヌキモは水質が合わないのかあまり育ってきません。ムジナモはどうなるでしょうか。
3.やはり食害にあったオニバスです。ムジナモはよく育っています。このポットも右下に見えるのはイヌタヌキモです。
やはり田土とミジンコのコンビネーションが良いのではと思います。
4.そして食害にあっていないオニバスポット。ムジナモは整理が出来ない程増えている様子。
このポットが一番よく増えているのではと思われます。
【考察】
1.ムジナモがよく育っているオニバスポットを考えますと、
ア)元々入手したムジナモは基部が茶褐色していた。全長10cm前後であった。
イ)その後、10cm前後であったムジナモが20〜25cmとよく育ってきている。基部の茶褐色も緑色を呈しており
何よりも分枝が多く見られ、増殖率も良く、その成長ぶりは本物であると考えられます。
2.コウホネの2ポットは田土でコウホネを植え付けたものですので当初アオミドロが相当発生。毎日すくって捨てました。
今思えば、ホテイソウを入れておけばアオミドロの発生はかなり抑えられたのではと思います。
それとコウホネを植え付けるのに、田土を多く入れすぎたのかもしれません。より少なければアオミドロも
より少ない発生だったかと思います。今後様々な分析機器を使って原因を突きとめたいと願っています。
3.田土を使用することによりミジンコが相当湧き、それによってムジナモがよく育っていると考えられます。
元々水生植物ですからミジンコはなくても育ちますが、やはりその増殖率は違うのではと思います。
4.そして何といっても水温の調節が上手くいったことが今回の最大のポイントかと思われます。気温の上がる夏は
遮光による半日陰にし、水温の上昇を防いだことがムジナモの育つ環境とピタリと合ったのではと思われます。
5.従来、稲藁等の使用が有効であると言われてきましたが、特段、ピートモスと合わせて使用せずとも
よく増えるのではと思います。そして水草も何でも良いのではと思われます。
6.観察しますと要はミジンコの発生量が増殖とスライドしているかと思われます。ミジンコの増殖に鶏ふん他色々な
エサを考える必要があるのではと思います。
以上、本年2017年8月17日 ムジナモ三度目の正直で成功した経験談です。
食虫植物の育て方を参照して下さい。
育て方が上手になるのではと思います。