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エケベリア 赤葉の大和錦 3号(9cmポット)【外国の多肉植物】【エケベリア属】
通常価格:¥ 880 税込
¥ 880 税込
加算ポイント:16pt
商品コード: SYCS-316
【商品解説】
1.エケベリア属の原種の一つで、南メキシコ原産といわれています。
2.葉は3〜4cm 幅2,5cmの卵状の厚葉の小型種に分類されるのではと思います。
3.葉色は原産地由来か固有変異が若干ありますが、赤紫系の斑点が多数散布します。
【育て方】
1.多肉植物といえども海外の野生植物。
弊園はボタニカルショップ、つまり野草専門業者なのですが、エケベリア属は「野草系好日性宿根草と考えますと上手に育てられるかと思います。中には夏を暑がる「山草系日陰の宿根草」のエケベリアもあるかと思います。
2.従来の解説またはブログ等はあまりにも野草植物ということを理解しないで別物のような解説は疑問に思います。
3.水やりは乾けばやるという多肉植物、言い換えれば根は空気を好む「好日性」です。培養土はピートモス等有機物の混入の無い、夏でも蒸れない荒い目の培養土で育てることをおすすめします。
4.現在サボテン、多肉植物専門店にて御注文されますと昔ながらの川砂であったり、鉱物系の用土を主体とした、水はけよく、夏高温多湿期あっても蒸れない培養土に植えられているかと思います
5.そして、多肉植物の販売はネットショップで見る限り、花き園芸卸売市場より入手して販売されているガーデニングショップが主流になっているようです。そしてそれらの生産はといいますと、生産専門農家さんということになり、販売は花市場に依託販売の形式をとっておられます。それらの事情により培養土はピートモス混合の草花培養土で植え込まれています。
6.この草花培養土はパンジーを始めとする一年草等には良いのかもしれませんが我国の夏の高温期を地植えで無く、ポットでの宿根草を夏越しさせるには少し無理があるように思います。
とりわけ排水性、通気性を好むタイプは根腐れしやすく本邦産の宿根草はもとより、クリスマスローズでもみなさま枯らされているかと思います。
7.多肉植物は考えてみれば外国の野生植物、つまり宿根草なのです。特に排水性、通気性が一番好まれる宿根草なのです。ですから、秋から冬、そして春先は気温も低く、そう問題にならないかもしれませんが、初夏の頃よりピートモス入り草花培養土は育てにくい培養土に変身いたします。
つまり高温多湿をいう一番嫌われる条件になっていくからです。一旦水を吸収するとなかなか乾かない。そして乾きますと今度はなかなか水を吸収しないという特徴があり、常に水やりを続けるということになりますと根腐れ、または乾燥によりやせ衰えた育ち方をしているかと思います。
8.そして基本的には宿根草等の多年草の鉢植え栽培の培養土を考えますと、有機物の混入はあまり意味がありません。そのことから多肉植物は昔は川砂、山砂で育てていたことからもわかりますし、弊園ではクリスマスローズの土に有機物の混入は悪影響を及ぼすことがかなり浸透してきております。もちろん山野草には有機物は絶対といっていい程混入は見られません。
9.そのような事で弊園からの購入の場合または他店様より購入された多肉植物等がピートモス混入培養土の場合。すみやかに植替えをお願いいたします。
【水やり】
1.多肉植物はCAM植物といわれる宿根草です。呼吸は葉の表面から蒸発を防ぎ、夜間に周化作用をします。
2.そしてサボテン、多肉植物の野草状態は画像で見る限り、太陽光線のよくある地域に生育しているところから好日性宿根草と考えますと理解がしやすいかと思います。
3.エケベリアは一般には春秋成長型といわれています。我国の植物を見ますと、気候はアジアモンスーン気候で夏の我国、高温多湿の気候。そして冬は大陸の西側にあり、シベリア寒気団が吹きまくる寒暖の差が著しい気候です。
ですから夏は暑すぎて休眠状態に入るエケベリアが多くあることから春秋型といわれています。
実は本邦産の植物では冬の寒期を迎える植物が一般的であり、春から夏の成長が見られます。
熱帯、亜熱帯を中心、それも乾期がある地域に生育する多肉植物の形態も全く違っているかと思います。それは乾期という中で進化した姿でした。
4.しかしながら、春秋成長型といわれるとおり、乾期もあるかわり、雨季もあるわけです。日本の春秋は気候も温暖で成長に最適であったことであり、水やりもそれなりに必要かと思います。
この場合も乾湿の差をつける必要があり、水はけの良い通気性のある培養土が向いているかと思います。
5.春一度施せば秋まで肥効があるサボテン、多肉植物用肥料が最適です。
N主体の成長型肥料です。
【防寒は】
1.エケベリアの原産地は中米から南米といわれております。高山性のエケベリアもあれば低地性のエケベリアもあります。
高山性は耐寒性があるかわりに耐暑性が無いという特性を持ち、低地性のものは耐暑性があるかわりに耐寒性が無いということになります。
2.大和錦はどちらかどいいますと耐暑性があるタイプであり、冬は防寒に努める必要があるかと思います。
【注意点】
1.温室、ビニールハウス等での年間管理された多肉植物は以下について御注意下さい。
2.晩秋から冬の間、そして遅霜のある春の頃まで、温室育ちの多肉植物は低温障害に合いやすく、朝夕の冷気で細胞に障害が起こりキズになります。
3.このことは一般家庭でもおこる問題です。冬の間暖房された部屋に置き、春戸外に出し、夜間取り込まない場合も同様なことが起こるのでは。
4.ガーデニングセンター、ホームセンター、ネットショップ等で購入される場合は、温室、ビニールハウス栽培品であっても、日中は開放し風通しを計り、しまった作りをしている多肉植物を購入されることをおすすめします。
閉め切った中で育てられた多肉はそれこそ温室育ち、ムラした作りになっており、気温の低い季節の購入は寒暖の差によっていたみの原因となります。そして、後の生育に支障がおこりますので御注意下さい。(もやし状となって特徴がでていないのでわかりやすいかと思います)
多肉植物の育て方(解説中)
を御参照願います。