店舗からのお知らせ
ご来園の際のご注意 |
ご来園の際は必ずご連絡をお願いいたします。植物の管理や出荷作業で丁寧な対応ができないためです。また、店頭商品での取り扱い商品も限られています。詳しくはこちらをご覧ください。 |
お問合せについて |
植物の管理や出荷作業をしているため、お問合せはフォームよりご返事をさせていただいています。ご理解の程よろしくお願いいたします。商品ページから問合せができます。 |
送料無料について |
7.700円(税込)以上のご購入で送料無料となります。対象は当園から発送商品のみです。 |
エケベリア アガボイデス 子吹きの良い相府蓮 3号(9cmポット) 【半耐寒性・耐暑性洋種の宿根草】【野草系好日性洋種の宿根草】【外国の多肉植物】【エケベリア属】
通常価格:¥ 1,650 税込
¥ 1,650 税込
加算ポイント:30pt
商品コード: SYCS-311
【動画】2015年12月21日撮影
【科名】ベンケイソウ科 エケベリア属
【商品解説】
1. 種名のアガボイデスは(アガベ属に似た)という意味があります。そして変種名のproliferaはー(子供を産む)ー意味が、他に
ー(突起がある)ーという意味もあります。
2. 上記の解説はみなさまのブログ等で紹介されておりご参照ください。
3. 弊園が解説に当り、園芸名の相府蓮とは以前よりどのようなものか、色々調べておりましたが、現実には少し時間のかか
る作業でした。それは何かといいますと、prolifera、つまり(子供を産む)という変種名がついており、それに該当する個体が
正しいのか或いはどれに当たるかという問題でした。
特に近年、国内・海外問わず育種が進み、海外より輸入された品種名がその国の流通名であったりして、品種の同定が
より難しくなっているのではと思います。言い換えれば相府蓮の名前でヨーロッパに流通するとどうなるでしょうか?
4. そのような中で、(子供が産まれる)という特徴を持った株を選別しましたものが画像にある通りです。海外のサイトをひもと
きますと、proliferaは弊園と同じように子吹きの良い株の紹介です。そして交配種というよりも、野性のアガボイデスの選抜
種であるように思います。それは、リップスティックつまり「魅惑の宵」或いは「東雲」と同様、アガボイデスを代表する品種と
して取り上げられております。つまり古典銘柄です。
話はそれるのですが、昭和46年の文献ではアガボイデスの園芸名が「東雲」となっており、その改良園芸種が「魅惑の宵」
となっておりますが、どうも誤りではと思います。いずれも野性種の選別品と考えられるのではと思います。結果的にはアガ
ボイデスの野生種つまり原種が「東雲」であるかという疑問がわいてきます。
現状で見る限りアガボイデスの一品種が「東雲」であり、その当時の解説は現代の「東雲」そのものです。
5. 相府蓮に関しては、ブログ等を見せていただきますと、一部を除きどの画像も子吹きのない画像ばかり、そして「色づいた
アガボイデス」の紹介に終始しておられるのが現状です。中には子吹きが良いと紹介されているガーデナーもおられますが、
大部分のブロガーの方々は子吹きに関しては何の解説もされておりません。それを考えますと、子吹きの良いアガボイデス
は供されておらずどこかで品種の誤りがあったのか、或は育て方が悪く子吹きが悪いのかという別の問題となります。
つまり初期の品種は野性種より選別されたと考えると良いかと思います。そして輸入されたのですが、この相府蓮「子吹き
の良い」という1点のみにて選別されたようであり、それ以外何の変化もありません。つまり限りない原種、別に言えば野性
種と思えば誤りは無い様に思います。言い換えれば弊園でも販売しておりますアガボイデスにそっくりであるということです。
6. そのようなことで弊園では今後、誤りのない相府蓮と思われます株の株分け品を販売いたしたく存じます。
【育て方-総論編-】
1. 多肉植物全般にいえることですが、それぞれプロ、アマ問わず育て方の違いによってそれぞれの育て方があるということがいえ
ます。それによって初心者はどのサイトも或はブログを見ても育て方は違っており、どれが正しいのかという事に悩んでおられる
かと思います。
2. 要はその栽培方法の基礎となる多肉植物の性質はといいますと、
1)温多湿に弱い特徴があります。(非耐暑性宿根草に当たります)
2)乾燥に強い特徴があります。(多湿に弱い。貯水性がある。)
3)そして、多肉植物に近い性質の植物は他にはラン科植物
があります。 以上が要点です。ですから、この要点を頭に入れて、用土と水やりを考えていただきたく存じます。
3. そして、多肉植物の流通は現在2通りがあります。
1)日本カクタス専門家連盟の加入業者、それそこプロ集団
2)花き園芸生産農家
とあり、現在花き園芸卸売場を通じて、全国のホームセンター、ガーデニングセンター或はネットショップにて販売しておられる
ショップの大部分は生産農家さんが生産して育てられた多肉植物を扱っておられます。そしてそれらはピートモス混入の草花
培養土或はそれに準じた培養土で育てられています。以上2通りの流通がありますが、ほとんどの趣味家がネットを問わず購
入されている多肉植物といえば『花き園芸生産農家』さんの多肉植物かと思います。少し管理のしにくい用土となっております。
そして、次に問題となるのは両者とも、温室、ビニールハウス等で育てておられることです。何が問題かといいますと、趣味家の
方々がみなさん温室、ビニールハウスを持って管理されているわけでは無く、そのプロの管理方法がそのまま趣味家に当ては
まるかという問題になります。(実はその管理方法が問題となります。)
4. そのようなことで弊園では何の設備が無くても或は簡単な管理で、いわば多肉植物は特別な植物では無いということでこの一年
間育ててきました。ところがその普通の管理がいがいにも皆様に好評であったことです。それはつまり基本的な基礎をふまえた栽培
方法に準じてる他に何もありません。
5. 実はクリスマスローズでも既に解説をしており、好評を博しているかと思いますが、それは同じく非耐暑性宿根草であったことです。
その非耐暑性宿根性である多肉植物も同様の管理さえすればうまく育つのです。やもすると、初心者の趣味家は日本の植物つま
りアジアモンスーン気候の植物とつまり耐暑性宿根草と同一の管理をされている事がうまく育たない最大の原因です。そして解説
する側もクリスマスローズに限っていえばその根本的なことを理解しない状態で解説されていることが屋上屋を重ねていることが
現実です。これは何もクリスマスローズだけに限った話しでは無く、一般の宿根草全般に言えることです。現実にはどういうことかと
いいますと花壇或は畑作つまり地植えの考えを鉢植えでも、同一視されている事が我国の園芸をダメにしている現実があります。
(このことは培養土の解説を詳しく作りたいと思います。)
6. そして解説は多肉植物を例にとりますと、基礎的なことを言わず応用編だけつまり結論だけを解説する、つまりレシピなのですが、
趣味家の方々の環境も違えば管理も変わるわけですから、その応用が必要になってくるのですが、その応用編は将棋と同じく数え
きれない程の方法があるにかかわらず、初めに『結論有りき』の管理方法による結果、うまく育たない、或は枯れるということになっ
ているのではと思います。
7. そして、良く質問を受けるのですが、結論としまして「失敗は成功の元」といいますので、やはり上手になるには「失敗」も必要なの
ではないでしょうか?その「失敗」をどうしたなら解決できるか?そこが大事な事になってきます。 或は、エケベリア相府蓮の商品
解説でもふれましたが、「子吹きが悪い」ということは、限りなく相府蓮に誤りが無ければ、後はその育て方が悪い、つまり参考と
された「育て方のレシピ」は限りなく正しい育て方の解説ではなかったということになります。
以上今後解説を加えて行きたいと思います。
【培養土】
非耐暑性宿根草である多肉植物を夏蒸らす最大の原因は、ピートモス等有機質混入の培養土です。
鉱物質100%、しかも水はけを追求した弊園販売中の培養土『何でも良くできる多肉植物の土2号』 が最適です。
【鉢】
水はけを限りなく追求した鉢を使用することが多肉植物を育てるコツです。
鉢はプラスチック鉢ならスリット鉢を必ず使用して下さい。陶器なら素焼鉢が最適です。
弊園の例としまして大型姫星美人は戸外自然栽培で一年間育てました。7月の終わりから8月にかけて日よけしたのですが、
それ以外は全くの自然環境です。皆さんの育てる参考になるのではと思います。
◎多肉植物の育て方解説中