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エケベリア アガボイデス リップスティック(レッドエッジ) 「魅惑の宵」 3.5号(10.5cmポット) 【外国の多肉植物】【エケベリア属】【耐暑性の多肉植物】
通常価格:¥ 1,320 税込
¥ 1,320 税込
加算ポイント:24pt
商品コード: SYCS-260
【科名】ベンケイソウ科 エケベリア属
【魅惑の宵につきまして】
1.現在「魅惑の宵」に少しづつの個体変異が見られます。それにて、お送りする株が1ポット毎に若干の差が出ているものをお送りいたします。
2.そしてなぜそのようなことになるのかが議論され、一説にはハイブリットつまり交配による園芸種とされる解説者もおられます。
3.弊園では「魅惑の宵」の大株から生まれる子株を株分けましたところ、たまたまなのかそれぞれ見た目のまったく異なる株が生まれました。つまり通常では考えられない現象が起こったのです。
4.つまり「魅惑の宵」とは、我国へ渡来されて日本名を付けられましたが、現地アメリカでは「agaboides var multifida」と学名をつけられ,その意味は「多数に中裂けした・多裂けの」ということです。株の外観が多裂したようにみえるところからかと思います。
5.そしてそのアメリカでは園芸名を"Lipstick"と点ばれているかと思います。その意味するところは「口紅」であり、「レッドエッジ」であったところはよく理解ができます。
6.そのような事で、若干の個体差が見られるという事は言い換えれば大きな差が見られないことにもなり、現実には同じタイプの「エボニー」は長年に渡り実生され、その個体には驚かされます。
そう考えますと、「リップスティック」つまり「口紅」といわれる紅覆輪には個体差が少なく、子供には100%親株と同株になり、紅覆輪が遺伝的に解明されなければならない問題を含んでいるように思えます。
7.従来、斑入り植物つまり「バリエガータ」といわれる斑入りの中で覆輪に分類されるキメラは葉緑素の欠落によるところの原因なのですが、このmultifidaといわれる「リップスティック」「エボニー」はどうもキメラではなく色素の生成に由来するものと思われます。
8.そのようなことで「エボニー」の実生個体は星の数程あり、その個体変異は表現できないほど変異がみられます。そうかんがえますと、「魅惑の宵」の変異は無いに等しく、そしてその変異は実生に由来するものでは無く、上記の事情により、何らかの色素の変異によって起因するものと考えられるのはと思います。
9.結果としてお送りする株は微妙に少しづつ変異のある個体をお送りいたしますのでご了承願います。
2016年7月1日
【水やり】
1.多肉植物はCAM植物といわれる宿根草です。呼吸は葉の表面から蒸発を防ぎ、夜間に周化作用をします。
2.そしてサボテン、多肉植物の野草状態は画像で見る限り、太陽光線のよくある地域に生育しているところから好日性宿根草と考えますと理解がしやすいかと思います。
3.エケベリアは一般には春秋成長型といわれています。我国の植物を見ますと、気候はアジアモンスーン気候で夏の我国、高温多湿の気候。そして冬は大陸の西側にあり、シベリア寒気団が吹きまくる寒暖の差が著しい気候です。
ですから夏は暑すぎて休眠状態に入るエケベリアが多くあることから春秋型といわれています。
実は本邦産の植物では冬の寒期を迎える植物が一般的であり、春から夏の成長が見られます。
熱帯、亜熱帯を中心、それも乾期がある地域に生育する多肉植物の形態も全く違っているかと思います。それは乾期という中で進化した姿でした。
4.しかしながら、春秋成長型といわれるとおり、乾期もあるかわり、雨季もあるわけです。日本の春秋は気候も温暖で成長に最適であったことであり、水やりもそれなりに必要かと思います。
この場合も乾湿の差をつける必要があり、水はけの良い通気性のある培養土が向いているかと思います。
5.春一度施せば秋まで肥効があるサボテン、多肉植物用肥料が最適です。
N主体の成長型肥料です。
【防寒は】
1.エケベリアの原産地は中米から南米といわれております。高山性のエケベリアもあれば低地性のエケベリアもあります。
高山性は耐寒性があるかわりに耐暑性が無いという特性を持ち、低地性のものは耐暑性があるかわりに耐寒性が無いということになります。
2.大和錦はどちらかどいいますと耐暑性があるタイプであり、冬は防寒に努める必要があるかと思います。
【注意点】
1.温室、ビニールハウス等での年間管理された多肉植物は以下について御注意下さい。
2.晩秋から冬の間、そして遅霜のある春の頃まで、温室育ちの多肉植物は低温障害に合いやすく、朝夕の冷気で細胞に障害が起こりキズになります。
3.このことは一般家庭でもおこる問題です。冬の間暖房された部屋に置き、春戸外に出し、夜間取り込まない場合も同様なことが起こるのでは。
4.ガーデニングセンター、ホームセンター、ネットショップ等で購入される場合は、温室、ビニールハウス栽培品であっても、日中は開放し風通しを計り、しまった作りをしている多肉植物を購入されることをおすすめします。
閉め切った中で育てられた多肉はそれこそ温室育ち、ムラした作りになっており、気温の低い季節の購入は寒暖の差によっていたみの原因となります。そして、後の生育に支障がおこりますので御注意下さい。(もやし状となって特徴がでていないのでわかりやすいかと思います)
多肉植物の育て方