写真を使った園主の日記です。

2023年2月23日 蘭の花(1) 野生ラン(1) 『ナギカンラン』

2023.02.26

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蘭の花(1) 野生ラン(1)

『ナギカンラン』

 

秋咲きナギラン × カンラン

初めて見る珍しい自然交雑種

 

 

自然界のイタズラ!

時として変わった事をしてくれています。

 

 

追記

ランというと胡蝶蘭、カトレア、シンビジュームと言うのが一般的。
世界にはたくさんのラン科植物が自生しています。

 

大別して
地生ランと着生ランに分類されます。

 

今回ご紹介するナギカンランは地生ランに属します。

 

シンビジューム属に属しますが、洋蘭のシンビジュームに比較して小型で地味な花!

 

カンランが片親だけに。
ワビ、サビの境地てすね!

 

 

華やかさが無いだけに、マニアックな植物。

 

このナギカンラン、
自然交雑種なのですが、どうしてできるかと?

 

開花期に蜜を求めてミツバチが飛んでくるのですが、蜜線は奥深いところに。

その蜜を求めてミツバチは潜っていきますと、入口に花粉塊があるのです。

 

ランの花粉は塊りとなって花粉塊と呼ばれるのですが、

その花粉がミツバチの頭に引っ付くのです。

潜って出る時に!
入る時には着かない仕組み。

自然は上手くなっています!

 

その花粉塊を頭に着けて、次のランの花を求めて飛び回ります。

その花を見つけると、蜜を求めて潜るのです。

頭に付いた花粉塊!

 

今度は潜ったところに柱頭があり、そこに花粉塊を押し付けてしまいます。

粘膜があるだけに!

そうして受粉が為されるわけです。

今回はたまたまナギランとカンランの組み合わせだったのです。

ランの自然交雑はこうして行われます。

どんな蘭でも!

そしてラン科植物の特性は乾燥を好むという事!

植物界一!

ランの根には貯水組織が!

 

育て方は乾燥を好むだけに、早く乾燥する土を使用する事が必要条件!

 

 

そしてランと双璧を為すのがサボテン、多肉植物なんです♪

 

貯水組織は葉肉に!

ピートモス混合の土で育てられる訳がないのです。

初心者が!

 

 

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投稿日 2023.2.25
撮影日 2023.2.23
追記日 2023.2.25

 

 

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