写真を使った園主の日記です。

撮影2024年10月5日 信楽焼 八十八景(15) 第29回セラミック・アート・マーケット

2024.11.17

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信楽焼 八十八景(15)

 

第29回セラミック・アート・マーケット in 滋賀県立陶芸の森 太陽の広場

信楽焼伝統工芸士 藤本 秀作品集

日時 2024.10.4~6

 

 

毎年春は作家市、
秋はセラミックアートマーケットとして陶器市がここ陶芸の森にて開催されます!

 

地元信楽焼の作家さんを中心として他産地の作家さんも参加される華やかな秋の祭典です♪

 

今回も地元穴窯作家 藤本 秀氏の作品を投稿させていただきました。

 

作品は自然釉と言われる信楽焼特有の焼成!

 

石英、長石が含まれる信楽蛙目粘土と松の薪に依る灰釉が、
5日間という長時間燃焼することによってビードロと言われるガラス状釉薬と化します。

 

更には信楽粘土に含まれる鉄が酸化鉄となり、火色(緋色)と言われる発色!

 

そして薪の熾(おき)に因って焦げ(こげ)といわれる炭化!

 

何度となく言っておりますが、
それらの現象が見られるのは信楽焼特有の焼成であり、
安土桃山時代には当時の茶人たちが日常雑器であった信楽焼の美しさに魅了され、
抹茶茶碗を依頼したのは余りにも有名な話!

 

時は豪華絢爛な大名屋敷に反して詫びさびを求める美意識!

 

それまでの大名茶といわれる大広間から、
一転して数寄屋といわれる茶室がもてはやされる時代へと!

 

それまでの大名茶にふさわしい、
唐物といわれる中国伝来の天目茶碗の数々。

 

現在日本にしか現存せず国宝となっている窯変天目茶碗から、
数寄屋に信楽焼の茶碗が賞翫される時代へと写り変わる大きな節目となつたのです。

 

その茶の湯を大成したのは千利休その人でした。

 

その利休の高弟には細川三斎公。

 

その墓所である大徳寺高桐院には椿 雪月花

 

洛西等寺院に太郎冠者(有楽)を植えたとされる織田有楽斎。

 

高弟の茶人も信楽焼茶陶を賞玩したのは間違いないものと思われます!

 

その茶陶の世界ではビードロ、
火色、焦げと言われる三位一体の焼き色を表現するのが慣わしとなっており、
作家さんの腕の見せ所となっております。

 

窯の内部の燃焼は酸化と還元!

 

それを一鉢にて表すのですから穴窯の内部構造と作品の表原は、
酸化と還元を繰り返す熟練を要する匠の技そのもの!!

 

過去のインスタの藤本秀作品集並びに椿雪月花、
洛西等寺院等ご参照いただければと存じます!

 

 

 

 

只今、石田精華園ではスタッフを募集中です。
詳しくはハローワーク、並びにインデードにて検索宜しくお願いします。

 

 

 

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投稿日 2024.11.15
撮影日 2024.10.5

 

 

 

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