写真を使った園主の日記です。

苔の生育地を訪ねる  2019年10月28日  滋賀県大津市 国道432号線

2019.10.28

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国道から車を停めてほんの少し山へ入りますと、ウマスギゴケ、コスギゴケの生育している環境を見ることができます。
ウマスギゴケの生育環境は
林道と思われる道を少し登って行きますとそこはウマスギゴケが見られます。山の斜面に自生が見られ辺りは杉林。
自然の雨が流れ出しせせらぎとなって小さな谷川となって水が流れているのです。
地層的にこのウマスギゴケが生育するところは山に降った雨が伏流水となってこの斜面にしみ出しているところと思われます。水を好むウマスギゴケがその辺り限定的に見られるのはそのような理由からかと考えられます。
少し上の辺りのウマスギゴケ。この辺りが自然の降雨がしみ出す上限かと思われます。そしてウマスギゴケの厚さが異なるところからもわかります。
ほんの少し離れたところのせせらぎの直近にもそのウマスギゴケは見られるのですが、少なくハイゴケが環境に合っているのかよく育っています。この辺りには伏流水が流れていないと考えられます。
コスギゴケの生育環境は
更に山道を登って行きますと山の尾根沿いにコスギゴケが見られるのです。
杉が植林された山道に見られるのですが腐葉土は積もらず、常に地表面が見られ、そこには適度な乾燥と日照量、そして空中湿度等の環境条件が満たされているのでは思われます。

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