2020年2月11日 椿 苗販売 苔販売 椿の名所 大徳寺 瑞峯院
椿 加茂本阿弥で有名な瑞峯院さんへお参りに。 | |
瑞峯院山門。戦国大名で有名な九州大友宗麟公の創建されたお寺です。 | |
門前にはヤマトフデゴケが見られるのでした。 | |
ヤマトフデゴケ、この辺りに生育する条件が整っているのか、不思議な思いがいたします。従来ヤマトフデゴケといえば山間部の環境下で育っているのでした。ということはここ大徳寺も同様の環境かと思われます。その昔、辺りは紫野といわれる通り、かなりの田舎、その環境が現代の大徳寺には守られているのかもしれません。 | |
玄関に入り、上がらせていただき、方丈へ。その渡り廊下からは椿が。 | |
開花を始めたところのようです。 | |
方丈前の庭、独座庭です。案内には寺号、瑞峰をテーマにした蓬莱山式庭園とのこと。 | |
方丈裏にの庭、閑眠庭です。 | |
閑眠庭と安勝軒の案内の札。 | |
茶室安勝軒をのぞかしていただくことに。 | |
三畳台目、送勝手席と三畳角炉の席です。 | |
椿 加茂本阿弥は院内庭園にあると思っていたのですが、どうも玄関前に植えられているのがそれらしく、お参りをすませてからの出口にて気付きました。 | |
季節的に咲かない加茂本阿弥、まったく気づきませんでした。というのはやはり大徳寺は京都洛北、気候が寒く、開花が遅いだけに感違いしました。いずれにしましても巨樹。玄関前に植えられているということは創建当時に植えられたものか、とすれば安土桃山時代となります。おそらくは原木に近い加茂本阿弥では。 | |
見上げる高さに育っています、歴史を感じさせる加茂本阿弥です。 | |
株元はやはり相当なもの。社寺と椿。鎌倉時代より禅文化と喫茶、後の室町時代の茶の湯と発展につながり、茶の湯と椿が切っても切れない関係へとなっていましました。そのようなことで禅宗寺院と椿。特に大徳寺は「茶づら」といわれるだけあって銘椿が見られるのはその由来ではと思われます。 | |
帰路勅使門を再度仰ぐことに。実はその門前の参道の自然石の間にヤマトフデゴケが見られるのでした。 | |
そのヤマトフデゴケ、何十年、或は何百年の間育っているのかもしれません。通路だけに大きくは育たないのは仕方のないことかもしれません。 | |
育っているヤマトフデゴケはないものかと辺りを散策しておりますと、やはりよく育ったヤマトフデゴケが見られました。遠くの山へ行かなくても見られる環境がこの大徳寺で見られます。苔好きな方は一度お参りにいかがですが。 |