写真を使った園主の日記です。

撮影日2024年6月18日 山野草(29) 初夏の山野草(1) 『ヒロハササユリ』

2024.07.04

撮影日2024年6月18日 山野草(29) 初夏の山野草(1) 『ヒロハササユリ』 はコメントを受け付けていません

 

 

 

山野草(29)

初夏の山野草(1) 『ヒロハササユリ』

 

 

解説

ササユリは西日本に広く自生地が見られます。
近畿地方の裏日本側にはヒロハササユリが見られます。
太平洋側の紀伊半島ではホソハササユリが自生しています。
四国の徳島県にはジンリョユリ、九州宮崎県には早咲きの日の丸ササユリが分布!

 

特性

ササユリは球根の形状をとっていますが、性質は宿根草そのものです。
ですから早春の3月まで植替えが可能です。

 

ササユリに限らないのですが、ユリ類はその特性から乾燥に弱く、

流通上乾燥させることによりチューリップのように保護膜が無いササユリの球根は表面細胞が壊死し、

植え付けにより多湿となり、壊死した細胞から腐敗菌が繁殖。

 

腐敗により球根そのものがダメになると言うことになりますので注意願います。

ササユリの球根が甘いだけに余計に腐りやすい様です。

 

そのわけは日本の気候であるアジアモンスーン気候の特徴である年間降雨量が多く、

山野の土中は乾燥しないと言うことになり、乾燥に備える保護が必要がなかったことによると思われます。

 

実は日本は世界には誇るユリの国だったのです!

 

 

育て方

鉢植えのポイント
石田精華園では毎年開花期にポット販売をしております。
入手後は施肥と灌水に専念し、植替えは冬から早春の間です。

 

用土は

⑴乾燥に弱いササユリですので保水力があって水はけの良い培養土が最適です。
⑵地中深くから採掘されている赤玉土が清潔で雑菌も少ないと思われ、最適な用土かと思われます。

 

日照は

やはり山地に自生が見られるところから木漏れ日さす半日陰が最適かと思われます。

 

肥料は

開花期の入手時は石田精華園では半年間肥効がある長期化成肥料を施肥しております。
初秋の9月に2回目の施肥をお願いします。

 

肥料に関しては外国産、とりわけアメリカの固形肥料はあまりお勧めは致しません!

 

なぜなら植物はチッ素成分が成長を左右します。

チッ素成分が少なく、リン酸成分が異常に多い配合は決して良い結果となりにくいのではと思われます。

 

日本のメーカーが考えた日本の植物に合った肥料をお勧めします。

 

長期化成肥料はその昔、

メーカーがある事で来園され、石田精華園がその肥料を使用している事にヒントを得られ、

ホームセンター、大型ガーデンセンター等向けに小袋を開発。

 

それ以来販売されている様です。

 

 

そして最後に!

その昔石田精華園と言えばユリ専門店であった時もありありました。

何しろ多い年はオトメユリだけでも72,500球、

各種ヒメユリは計石炭箱(昔の木箱のりんご箱) 170箱と言うすごい量!

懐かしい思い出です!

 

 

種子から育てる

ササユリに限らずユリの種子は一年休眠します。

 

秋採取した種子を水を打った赤玉土と混合して、

乾燥しないようビニール袋に入れて冷暗所に保管しておきます。

 

翌々年の春には発芽!

 

そして小さなバルブを作っている様子が見られます。

それをトレー等に植え付けてください。

 

 

以上よろしいでしようか?

 

 

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投稿日 2024.7.4
撮影日 2024.6.18

 

 

 

 

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