2023年10月18日 山野草(27) 秋の山野草(18) 『ゲンノショコ』(於:甲賀市)
秋の山野草(18)
『ゲンノショコ』
(於:甲賀市)
山野草というよりも薬草と言った方が知られているのでは。
日本三大薬草のひとつです。
育て方は?
(1)培養土について
宿根草ですから通気性、排水性の良い山野草の土がお勧め。
間違ってもピートモス配合の草花培養土では植えないでください。
何故なら夏の高温期に、草花培養土では排水の悪い、保水力の高い用土だけに蒸れてしまい、
枯れる大きな原因となります。
高品質の土とは?
中味の成分は天然素材100%!
これが決め手!!
そのような土は山野草の土しか無かったのです。頑なに育てる事のできる土に固着したのでした。
夏の気温の低いヨーロッパで多用され、視察に行った日本人、
高温多湿のアジアモンスーン気温の我が国に向かない事を理解せず普及させたことです。
その結果、現在ではホームセンター等で販売されています培養土も、
宿根草、山野草にに向くピートモス抜きのものが販売されています。
それは多分に石田精華園の培養土を、次々と販売しました当時、培養土の成分表示をしました。
するとある培養土専門メイカーが「やっとわかりました」と
堂々と表示されてコピーされた培養土を販売された事には驚かされました。
でも考えてみればそのメーカーには研究所も無く、
比較試験ができる人材も居られないことがよくわかりました。
ある意味、当方の培養土が基準となっており、
それはそれでお役に立っていることが良かったことです。
そして宿根草、山野草、或いは観葉植物に向く培養土が
簡単にホームセンター、ガーデンセンター等にて入手できるようになったのではと思います。
只、あるご来店されたお客様より面白いお話をお聞きしました。
「石田さん、こちらで販売されている肥料を使わないと花が咲かないんです。
だから肥料だけを購入しにきました」
ホームセンター等で購入された培養土が残っていたと思われました。
最終的に真似をして、真似られなかった事がわかります。
当方は育てることに長年費やし、
どうしたら良く育つかということに一生を賭けて来たわけですから、
意味も無く培養土を販売して来た訳ではありません。
ユーチューブで当方の「クリスマスローズの土」が
最高にできると評価されましたが、クリスマスローズの性質を理解する事により配合できたのでした。
只残念な事に使う側、
つまりガーデナーの皆様がその性質を分からない状態でご使用いただき、
結果として誤った使い方で評価を下げているかと!
この話しは別の機会に。
(2) 日照について
春は全日照で良いかと思います。
問題は夏ですね。
高温期は葉焼けしやすく、特に山草と考えますと少し遮光する事が葉に優しい管理となるのでは。
半日陰ですね!
(3)水やりについて
基本的には乾けばやるという事です!
成長期の春から、高温期の夏は水分の吸水量が高く、水切れに注意して下さい。
毎日やる事は申すまでもありません!
(4)肥料について
1、ホームセンター等で販売されている培養土には肥料入りがあるのではと思います。
2、ご自身で施肥される場合は、肥料成分に注意して下さい。
よく使われている肥料に外国製がありますが、余りお勧めできません。
我国の土壌に合った肥料、つまり日本産肥料がベストです。
3、肥料の施肥効能と言いますか、どれくらいの期間が効いているか?
どれくらい肥効期間があるかということになります。
つまり緩効性肥料が使い勝手の良い肥料です。
結果として花が咲いている期間施肥をお願いします。
特に水やりをしっかりすればするほど、肥料もしっかり施肥して下さい。
ご質問はホームページにて。
話しは変わりますが、
今から2年前の晩秋の頃、
ある放送局から飛散するゲンノショコの種子を高速度カメラを使って撮影したいとの話がありまして、
近くの山へ花の終わった株を苦労して探しに行った事が今にして思えば!
現在石田精華園では人手不足にて、
ゲンノショコをはじめとする山野草の扱いを中止しております。
人材を募集しておりますのでご応募お待ちしております。
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投稿日 2024.1.11
撮影日 2023.10.18
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