写真を使った園主の日記です。

2023年9月27日/2018年10月19日 山野草(26) 秋の山野草(17) 『フジバカマ』

2023.10.19

2023年9月27日/2018年10月19日 山野草(26) 秋の山野草(17) 『フジバカマ』 はコメントを受け付けていません

 

山野草(26) 秋の山野草(17)

『フジバカマ』

 

自然ではまぼろしとも言える秋の七草の一つです。

 

奈良時代の万葉集には秋の七草として登場。
平安時代には都の貴族がその香りを、薬草、匂い袋等に利用された。

 

当方が若い頃、滋賀県在住の方より竜王町の草原に自生地があると聞き、
観察に行ったのが初めての出会いでした。
その当時はまぼろしとも言える国内種のフジバカマでした。

 

その後弊園が開園している大原野にフジバカマが自生していることがわかりました。

 

その自生地の様子もホームページに紹介して
おります。

 

そんな中で過去2018年10月18日
滋賀県甲賀市に新しい自生地を見つける事が出来ました。

 

信楽焼を扱っている関係上、毎週のように滋賀県を訪れ、
併せて自然を観察する機会も常にありました。

 

偶然にもフジバカマに出会えたのです。

 

画像の入力にありますが、ホームページにても紹介しております。

 

その後毎年その自生地には観察に行くのですが育った様子が無く、
斜面の草刈りが恨めしく思っておりました。
そんな中、貧そに咲くフジバカマの姿が、今秋久々に見られました。

 

その寂しく咲くフジバカマを見て、内心待てよ!と大体群生しているフジバカマ。
周りにはきっとあるはず!
探しました!

 

 

あったのです!

 

 

斜面の道路を挟んで反対側の斜面に、沢山咲くフジバカマの群生を見る事ができました。

 

それが今回の動画です。

 

自然のフジバカマの自生地は見る機会はそう多くは無いかと思われます。

話しは変わって、現在国内に流通しているフジバカマはムラサキフジバカマと言われる大陸産です。

 

何故そうなったかといいますと、
古くより将来されていたらしく、昭和の終わり頃には増殖されるに及んでいました。
そして当時山野草ブームもあってフジバカマの名の元で大量に流通したのでした。

 

当時文献上、同一種で言われた時代だけに。
しかも本来の国内フジバカマはまぼろしで、
見たことのないのもであっただけに普及は早かったことです。

 

間もなく、そのフジバカマを国内種と区別する意味に於いてムラサキフジバカマと呼ばれ、
鉢花として大量に流通し、今日にいたっているのではと思います。

 

そのようなことで、中国産フジバカマと国内種のフジバカマは今日まで混迷しているのでは?

 

そのせいもあって国内種は一般には見当たらず、
中国産ムラサキフジバカマだけが流通していることが原因かと思われます。

そして大陸由来のムラサキフジバカマをネット上で検索しますとその混迷ぶりがわかります。

 

園芸種であったり、サワフジバカマと呼ばれ、
フジバカマとサワヒヨドリとの自然交配種と解説され、全体に紫色が濃い。
とされた解説も見られます。

白花があったり、まさしく白花ムラサキフジバカマですね。

 

 

 

 

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撮影日 2023.9.27/2018.10.19
投稿日 2023.10.12

 

 

 

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