写真を使った園主の日記です。

2023年3月9日 山野草(21) 早春の山野草(5) 『バイカオウレン』その(2)

2023.03.17

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山野草(21) 早春の山野草(5)

『バイカオウレン』その(2)

別名 ゴカヨウオウレン
キンポウゲ科オウレン属

 

 

 

育て方は「植替えは秋」が基本的考え方!

 

 

 

バイカオウレンは梅花黄蓮と書きます。

梅の花に似ている黄蓮の仲間です。

 

オウレンの仲間には他に
(1)キクバオウレン
(2)セリバオウレン
(3)コセリバオウレン
等が見られます。

 

 

黄蓮とは中国漢方の支那黄蓮の黄蓮の漢名が日本でも使われています。

薬草としては植物体の大型種であるセリバオウレンの生産が近年まで各地で生産があったようです。

 

 

鑑賞用にはやはりバイカオウレンですね。

そのバイカオウレンの入手はと言いますとヒロハヒノキゴケの中に種子がこぼれており、自然発芽するのです。
それを秋に植替えするのです。

 

 

秋の植替え!

薬草としての情報では秋の植替えとあります。

 

園芸関係では春の4~5月とあり、

やはり古代から育てている薬草生産の産地は、経験的に理にかなって、秋の植替えを行っていたようです。

 

 

 

育て方のポイントとしては山の夏涼しいところに生育地があり、そこは腐葉土の層となった林床です。

空気の層に根を伸ばしています。
解説に湿潤とありますが、夏は乾燥気味とは解説にありません!

大事なところなんですです。
平地の夏は暑がります。

 

なんだかクリスマスローズと同じキンポウゲ科植物だけに同じ事が言えます。

 

そうなんです!

クリスマスローズの解説に、現地は石灰岩地帯。だからアルカリ性を好むと誤った解説!
枯れたと相談される方も。

 

クリスマスローズの原種は腐葉土の層に根を伸ばしているのです。

そして石灰岩地帯は排水がよいのです。
石灰岩地帯と腐葉土の自然の組み合わせ!

 

日本ではキンポウゲ科のフクジュソウ、そしてバイカオウレン。
フクジュソウ、バイカオウレンは石灰岩地帯では?

 

そこで石田精華園では荒い土「山野草の土 3号」を使って植替えをしています。

 

もちろん夏は半日陰!
クリスマスローズも同じですね。

 

そして肥料は約半年の肥効期間がある長期化成肥料が最適です!

春と秋の9月の施肥。
夏の肥料がとっても大事なんです!

 

 

続きあり。

 

 

 

 

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投稿日 2023.3.15
撮影日 2023.3.9

 

 

 

 

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