2022年12月21日 椿の花 早咲き椿(5) 『妙蓮寺』 その(2)
椿の花 早咲き椿(5)
『妙蓮寺』 その(2)
室町時代には既に本種「妙蓮寺」が妙蓮寺塔頭「玉龍院」に有ったという古今の銘木!
別名(紅妙蓮寺)
椿の一品種に妙蓮寺と言う紅一重の品種が有りますが、
元はここ本山妙蓮寺から広まったもの!
この本山妙蓮寺は、その昔は大寺院!
何回となく申しますが、鎌倉時代に抹茶が闘茶として禅文化として伝わりました。
先端の文化として!
室町時代には大書院の茶!
つまり大名茶が、足利将軍を始めとし大流行!
床の間も無い時代、
壁面に押し板が置かれたのです!
その押し板の上に、中国伝来の花入れ!
この妙蓮寺の椿が入れられた事は想像するまでもない事かと!
そこに連歌師宗祗が詩!
「世の花は みな末寺なり 妙蓮寺」と
ヤブツバキしか無い時代の頃!
大寺院、大名屋敷等、
あちらこちらでの茶会!
冬はヤブツバキを入れた事かと!
その時代、椿妙蓮寺の花を使うと言う事は、茶花をもてなした側の権威の象徴!
椿妙蓮寺は茶会に大変な人気だったことかと!
この宗祗の詩に、諸説があるのですが、この時代背景を理解しないでの解説は、
何か的を得ていないのでは?
そのような時代、この本山妙蓮寺に椿妙蓮寺が植えられた事は、その当時の権勢が忍ばれます!
その椿妙蓮寺、塔頭玉龍院の火災による消失と共に、枯れてしまい、今は見ることも!
1962年との事!
根周りはさぞ大きかったことかと!
そして近年、紅妙蓮寺と改名!
そのわけは?
尾張地方には椿妙蓮寺の古木が沢山あるとの事!
言い換えれば本山妙蓮寺だけのものではないと!
古木と言っても江戸時代のものでは?
室町時代の古木がそんなにあるのか?と言いたいですね!
京都人にとっては!
いつも同じ解説、申し訳ありません。
撮影当日は本年初めての寒波の後、開花が少なく残念!
もう一回、玉龍院へ!
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投稿日 2022.12.29
撮影日 2022.12.21
追記日 2022.12.31
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