京都市の南に位置する八幡市、日本三大八幡宮のある町として栄えた八幡市。その石清水八幡宮の社僧であった松花堂昭乗がその晩年の寛永14年に構えた草庵の名称です。現在は移築。松花堂庭園・美術館という文化施設になっています。
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ゲートを入った所には「祝いの盃」といわれる品種が植えられていました。
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ほとんど赤花一重咲きですが、中に斑入りの赤花が見られます。この花がこの品種の特徴をよく現わしているかと思われます。
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オオヤマレンゲが植えてありました。多分大陸性のものと思われましたが、案内板がありました。
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やはり大陸性のオオバオオヤマレンゲです。オシベが赤く、国内種のうすいオレンジ色と比較しますとはっきりとわかるかと思います。
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回廊沿いに進んで行きますとやはり赤花の椿。よく見ると「蜀光」と書かれています。
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寒い中ぽつぽつと咲いています。
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小輪のヤブツバキ「小磯」(こいそ)です。五島列島産のようです。
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「白藪椿」と書かれています。
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「伯州」(はくしゅう)という白椿。
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小川の向側に咲いている赤花八重咲きの椿。品種不明です。
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その小川の土手といいますか、そこには苔が良く育っているのでした。
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「松隠」といわれる茶室です。
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こちらは「梅隠」の茶室です。
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せせらぎにはふきが育っているのでした。
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椿園へ。この季節まず目にしたのは「三夜荘」(さんやそう)、絞り咲きです。
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次々と莟を膨らましています。
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白花の大輪「加茂本阿弥」
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この季節が咲き始めと思われ、莟がたくさん見られます。
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「高台寺藪椿」特徴がどこにあるか、調べてみたいと思います。
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「妙蓮寺」大輪の赤花。霜で少し痛んでいるのが少し残念。立札には「紅妙蓮寺」と書かれていますが、なぜ改名されたのか必要性があったのでしょうか。
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「天津乙女」ばつぐんのシャッター日和となった一枚です。
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原木はどうも大徳寺高桐院さんにあるようです。
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「数寄屋侘助」特徴のよく出た花一輪。数寄屋らしい数寄屋です。
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「月光」(がっこう)、日光(じっこう)に対してつけられた名前でしょうか。京都ではそう呼ばれている卜伴です。名古屋では白芯卜伴とも呼ばれています。これから咲くのか、少し早すぎました。
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この卜伴は葉振るいしやすいのが特徴なのか、きっと夏の乾燥に弱いのかもしれません。
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「霊鑑寺藪椿」この原木は霊鑑寺由来のようです。
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「常照皇寺藪椿」赤色が一段と引き立つ花色では。
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常照皇寺は現在京都市に編入されました京北町にある皇室ゆかりのあるお寺。周辺にはヤブツバキがたくさん見られ、きっと濃赤色の椿が献上されたのでは。
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「聖」(ヒジリ)といわれる秋咲きの品種。
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花付きはよいのでは。
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「白寿」(ハクジュ)少しボケてしまいましたが、京都御所、近衛邸跡のヤブツバキからの選抜種といわれています。
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宗旦(ソウタン)宗旦椿と古くより伝えられ、花色は咲き始め淡桃色から白色に咲く移白と呼ばれる品種です。原木は大徳寺 聚光院にあるとのこと。
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「鹿児島」(カゴシマ)八重咲きの斑入り品種江戸系品種。茶花を主体とした関西とは違った園芸種が多く見られます。
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「不老門」(フロウモン)何とすばらしい大輪の白花が咲いていました。後に調べますと、霊鑑寺白牡丹とのことでした。
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雛侘助(ヒナワビスケ)白侘助の枝変わりと伝えられ、早くより咲く品種です。
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「沖の浪」(オキノナミ)古典椿といわれる八重咲絞り咲き品種です。これも江戸系といわれる品種です。
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「京牡丹」(キョウボタン)といわれる江戸系の品種。絞咲きと斑入りが混ざり合った八重品種。
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「覆輪侘助」(フクリンワビスケ)初鷹の枝変わり品種。初鷹を昭和侘助と誤った解説が為され、昭和侘助の変りとされている場合があります。
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昭和侘助つまり雪中花と木の性格がまったく異なるかと思われます。
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岩根絞(イワネシボリ)この豪華ともいえる八重咲き、やはり江戸系の椿です。
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「霊鑑寺早咲赤藪椿」その昔ヤブツバキの中で早くに咲く秋咲きの品種を寺に植えられたのでは。
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見事に咲いている霊鑑寺早咲赤藪椿です。
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高い枝に小輪の花を咲かせている小夜侘助。
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ひっそりとさびしく咲く小夜侘助です。
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覆輪絞りの嘆きの「天人松島」(テンジンマツシマ)江戸椿です。
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百合絞(ユリシボリ)筒咲きに絞りの入る白花。
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品良く咲百合絞。江戸椿とのこと。豪華さを競う江戸椿の中で異色の花です。
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椿園を出ますとそこはもう駐車場。内園エリアの椿の花。奥まった松花堂は台風被害により立ち入ることもできず、そこに咲く椿の銘品も見ることが出来ないのが残念。初めて見る惺惺翁(セイセイオウ)どうも国内品種でないような。
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なかなかこの花色は従来にない濃桃色。ローズピンクという表現がピッタリでは。花付きが良くたくさん咲いています。
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こんなところに「白玉」が見られるのでした。
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金魚葉ば見られるのでした。
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どこかに咲いた花が無いかと、隠れて花一輪が咲いていました。その花は赤花。金魚葉椿もいろいろ。
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かわいらしい小輪の花。「野々市」とのこと。
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霜で少し花は痛んでおりますが、ほんのり色が付いているのでは。
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少し高い枝に濃色の藤紫の花を咲かせている「いのくちの香り」 後日調べますと有楽の実生とのこと。香りがあるとのこと。そして農水省登録品種。
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南蛮(ナンバンユウ)駐車場を向いて咲く一輪。咲いている花と思ったのですがそうも食害に合って咲いているのでした。少し残念な思いで撮影してしまいました。
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金盃(キンパイ)の指しラベル。来歴不明の品種。
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こんなところに有楽が咲いているのでした。
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花一輪。駐車場へ出まして外側から撮影した椿の花。濃赤の品種ですが立札は無し。
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