写真を使った園主の日記です。

2018年11月24日 苔・コケ販売 
苔も育てておりますと色々なことがわかってきます。(1)    

2018.11.30

2018年11月24日 苔・コケ販売 

苔も育てておりますと色々なことがわかってきます。(1)    
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この秋に入荷しておりますコウヤノマンネングサ、奈良県吉野山系から入荷しております。
比較的よく育っております。
シノブゴケで根巻しておりますが、1巻でコウヤノマンネングサ本年生長した青々とした二次茎10本入りです。
フルーツパック 大パックで3巻入れられ、1パックにて30本のコウヤノマンネングサです。
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よく見ますと、育ったコウヤノマンネングサに胞子がついておりました。
中々胞子が見ることが少ないコウヤノマンネングサです。
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和歌山県紀南産のオオカサゴケです。
入手しましたのが昨年の晩秋。丁度一年の月日、その間平地の夏は暑く、耐暑性がないのか休眠、秋とともに新芽が生育しまして、このように生長しました。

シノブゴケとのコラボがピッタリとも思えますので、シノブゴケをサービスしてお送りしております。
栽培品のオオカサゴケです。

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栽培品のシノブゴケです。
栽培して一年は経ています。右側の枯れた部分はシノブゴケ以外の苔かとも思われます。

本年9月の台風で遮光ネットは飛ばされてしまいまして、それ以来直射光線の日々ですが、水やりも毎日できず少し焼けてしまっております。
本来日陰のコケですが、なかなか上手に育っています。

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ところが台風の後入荷しましたシノブゴケ、日陰に全量置かれる予定だったのですが、手違いにて何枚かのトレーを遮光ネットの外れた直射光線下に置かれたのでした。
すると約2か月間でこんなに焼けてしまいました。
入荷時は青々だったのですが、これも良い経験です。

実は何を言いたいかといいますと、庭に苔を張るというのはなかなか難しい問題があるということです。
上手に育った苔は保湿作用も充分にあり、水分保持もあって焼けないのですが、採種品は山の中でそれこそ空中湿度も充分ある中で育っているシノブゴケを平地に持ってきて、ただ単に並べますと水分保持ができず、休眠状態に、つまり茶色く変色してしまいました。
一般にはこれを枯れるといっていますが、来年春の成長期には青々としてくるかと思います。

そのようなことで庭に苔を張るということは、この辺の原理を理解しないとうまくいかないかと考えられます。

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