2015/09/23 多肉植物・ミセバヤ販売 ミセバヤも色々あります。
昨年入手しました小型の赤花カラフトミセバヤです。花は全開せず、クナシリミセバヤそっくりです。 花色の薄い方がアポイミセバヤです。 |
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小型赤花カラフトミセバヤの草姿です。 本年は無肥料で育てましたのでコンパクトです。 |
拡大画面ですが、カラフトミセバヤも色々な変化種があって今後調査をする必要を感じます。 |
そしてこれは先月の東寺の弘法さんで入手したヒダカミセバヤの変わりです。 葉型を見ると間違いはありませんが、現在出回っているヒダカミセバヤとはまったく趣が異なるタイプです。 |
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これは今月の弘法さん(21日)で入手したヒダカミセバヤです。 | この葉を見ますとヒダカミセバヤに間違いありません。 少しずつ異なるのですが、生まれ故郷はどこなのか知りたいところです。 |
これはネットにて樺太ミセバヤで販売されていたものを入手したヒダカミセバヤです。 前者とは少し異なった個体です。 |
葉型から見ましてもヒダカミセバヤに相違ありません。 |
再度登場していただきました赤花(赤軸白肌)ヒダカミセバヤです。 同じヒダカミセバヤでもかなり個体差があります。どのように変化したものか興味は尽きません。 |
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カラフトミセバヤと分類される中で、北海道産のものは狭義のカラフトミセバヤ、エゾミセバヤ、ユーパリミセバヤ、ヒメミセバヤと分類された経過が北海道大学よりお送りいただきました昭和46年のユーパリミセバヤの分類に関する文献にて確認できました。 そしてユーパリミセバヤとはカラフトミセバヤの中で小型のタイプであることもわかってきました。 それではこの大型タイプのカラフトミセバヤは何かということに疑問が湧いてきます。 |
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同じく大型タイプのカラフトミセバヤです。 現在のところ、この大型を北海道産のカラフトミセバヤ、つまり狭義のカラフトミセバヤとしなければなりません。 その昔分類、命名された当時のこのカラフトミセバヤはこれだったのかと疑問に思いますが、やむを得ません。 そして昨年ユーパリミセバヤとして販売させていただきました中に、このタイプと次に分類した下垂性のタイプが混入していたことがわかりましたので、皆様に御通知させていただきました。 |
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このカラフトミセバヤは下垂性を帯びており、しかも花数も少ない特徴があります。 昨年販売させていただきましたユーパリミセバヤの中に、このタイプも含まれていましたのでやはり間違いであることは否めません。 昨年北海道より送られてきましたカラフトミセバヤといわれた個体が本年大きく下垂性を帯びて成長しましたのでエゾミセバヤと判断しましたが、それとこれの関係も今後考えていきたいと思います。 |
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そしてこの小型のタイプがユーパリミセバヤであることはほぼ間違いないかと思われます。 但、育て方が悪く小型になりすぎてしまいましたが、それにしましても花数が多くつき、上記2種とやはり違うタイプである事がわかります。 |
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花の終わったユーパリミセバヤです。小型のタイプで花付きは良好です。 このタイプはほぼユーパリミセバヤに間違いないと思われますが、ヒメミセバヤとカラフトミセバヤは疑問が残ります。 仮に大葉の大型タイプをカラフトミセバヤとしますと、ヒメミセバヤはどれに当たるかということになります。 そしてゴケンミセバヤがエゾミセバヤであることもわかりました。昭和46年当時どのように判断されたのか、今となってはどうしようもありません。 当時の学者の方々が勝手に自然界のものを分類し、後の追跡調査もせずただ単に研究報告をしたという「論文成果主義」的な考えであったことは否めません。 今でいう産学協力であれば、民間である生産業者と組んでおられれば、或いは現在の流通はと思うと残念でなりません。 そして今日学会に於いてもその分類がわからなくなり、単に連続変異として片付けてしまっている現実があります。 つまりカラフトミセバヤ=エゾミセバヤとしているのではないでしょうか。 育てれば育てる程、作れば作る程、その変異に驚かされるのですが、今となっては昭和46年当時の分類の整合性の一到を求めるにはあまりにも時間があきすぎてしまいました。 |
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信楽焼の比較的乾きやすい鉢で育てたユーパリミセバヤです。 色々と栽培しているとわかるのですが、やや乾かし気味に育てられたユーパリミセバヤを見ますと野趣たっぷりに育ったユーパリミセバヤのようであり、北海道の山岳地帯に自生している姿を感じさせられるそのもののように錯覚してしまいます。 一年間栽培してわかりましたことは、夏の炎天下、直射で育てましても、どれもこれも花芽がつき丈夫で多花性であることです。 |
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ツメレンゲです。昨年入手しました紀州本宮産です。 育苗箱に入れまして一年間置いておきましたところ、ミニもミニになってしまい、それをこの夏8月に2号(6cm)ポットに株分け、鉢上げしました。 野性だけに色々な個体が見られます。 |
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オオベンケイソウの開花です。 ミセバヤと同じくムラサキベンケイソウ属に組み込まれている仲間です。 大陸産ですが、ヨーロッパへ渡り色々と交配がなされ園芸品種が生まれています。 |
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本邦産のベンケイソウの開花です。 その昔はなかなか人気種だったとか。それが明治以降でしょうか、大陸からオオベンケイソウが導入されますと人気が衰えてしまったと言われています。 |
クラッスラ 火祭の開花です。 平地では初秋の開花ですが、高冷地では気温の低下と共に葉も色づいているのにはびっくりいたしました。 |
斑入りのトラディスカンティア(南米のツユクサ)です。 色々な種類がありますので、今後調べる必要があるかと思います。 |