写真を使った園主の日記です。

2018年12月7日 クリスマスローズチベタヌス通信販売 
秘境に咲くチベタヌス 輸入株が入荷しました(2)

2018.12.17

2018年12月7日 クリスマスローズチベタヌス通信販売 

秘境に咲くチベタヌス 輸入株が入荷しました(2)
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二芽株の根の状態の株を定植。現地養生株と思われる株です。

それを5号深ポットで弊園オリジナル培養土「クリスマスローズの土3号」で定植。

そして本年初試作の即効性の化成肥料を施肥しました。即効性だけに溶けるスピード早いことには驚かされます。

従来1B化成を使っていましたが、本年度効果が素早く出る水生植物等に試作しましたところ、

従来の1B化成を施肥するよりも効果がありました。

それにて、元々が輸出検査により根洗いが必要以上にしてあって、栽培上の根腐れとダブルのいたみですので、

回復を早期にする目的にて本年はこの肥料に変えました。

約1か月の肥効があると考え、11月に輸入された場合も含めて春3月まで1か月に1回施肥ではと考えます。

今回は少し多い目に施肥しております。

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昨日の園主の日記でも解説しておりますが、感温性の高い特徴をもった個体は、この季節の気温の低下とともに成長を開始。パッキングの中ではんぱ「もやし状態」にて芽が動き出します。つまり早咲き性、早生ですねえ。非常に優れた状態ですが、どうしても寝かせてある株ですので、花首が曲がって入荷してきます。そのうちに何とかなるかと思いますが。 本来このような立派な芽をした株ほど、ご購入される皆様は安心されるのではと思われる二芽株です。おそらくは芽の動きが遅く、咲くのも遅いと考えられます。というよりも標準的な咲き方をするのかもしれません。
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株の根の状態を3タイプに分類。現地の輸出用に畑で生産された株の中で、まあまあの上株に分類した株がこれに当たります。根が長いので3.5号ロングポットに定植。根が悪いからといって何も生長に害を及ぼしているわけでもなく、立派な花芽をつけています。要は日本の夏をどううまく育てていくかということではと考えられます。 花等を見ますと、左より

①早咲きタイプですが、脇芽は1芽だけで増殖率が悪いタイプ。よって地下茎を見ますと、何年も株が増えていないことが分かります。

②真ん中にある株は奥く手なのか知れませんが、花芽は小型です。ミニタイプではと思いますが、チベタヌスでは枯らされる心配か、あまり好まれないのではと思います。でも交配親としては昨今ミニタイプが主流なクリスマスローズ業界、この小型タイプも大事ではと思います。

③太い大きい花芽をしており、もっとも人気がある株です。ところがこの株、脇芽が2芽あります。つまり増殖率が良く、大株になりやすい株です。反対に株を割りにくく、現地では苦労されているのではと思います。

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本年度輸入株の中で、特上株に分類している株です。後で分かるのですが、やはり現地養生株かと思われます。やはり根が長いので、3.5号ロングポットに定植します。 やはり花芽を見ますと、いずれも早咲タイプでしかも脇芽が一芽という増殖率の悪い性質化と思われます。但、小型タイプと大型タイプに分類されるかと考えられます。
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今回輸入した中で最大の大株の20芽株です。

以前より解説している通り、増殖率の良い株はこのように密生した状態に育っていくかと考えられます。

根がより良い状態であれば、株を割ったのでしょうが、彫り上げたところ根が悪く、割るに割れなかったかと考えられます。

そのことが幸いかと思いますが、このような大株が送られてきたことは

マニアのみなさまにとってはラッキーではと思われます。何しろ見たことのない株が見られたのですから。

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