2018年3月15日 クリスマスローズ通信販売 原種チベタヌスが咲いてきました。
弊園の西側に竹薮があって、その東側に山野草の作場があって、その下にチベタヌスを置いております。その自然の環境下において咲き始めてきましたチベタヌスです。少し濃色でしょうか。 でも、2芽株であったのですが、1芽は動かず冬至芽の状態です。遠いところを運ばれてきただけに何か障害があったのでしょうか。 |
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この株は2芽がしっかりと上がってきております。やはり少し濃色系かと。 | 上部から見る画像です。しっかりと蕾も上がっており、コンディションの良い株であったことがわかります。 |
まだ蕾がちなのですが、しっかりと蕾は育ってきております。 本来2芽株だったのですが、1茎花になっております。草丈も今一歩の育ち方を考えますと、株としては少し障害があったのかもしれません。 おそらくは原地での掘り上げからパッキングまでの間の何らかであるように思いたいのですが。 |
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原種オキシデンタリスの開花です。 香りが良く、ヨーロッパの人々を魅了したことは間違いない宿根草であったかと思います。 草丈はそう高くなく、同じキンポウゲ科のセツブンソウ、福寿草に相通じるものがあるかと考えます。 |
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同じく原種オキシデンタリスです。 この個体はすばらしく芳香性に富み、人を惹きつけるだけの個体かと考えられます。 やはり、これらの咲き方を見ておりますと、今やガーデンハイブリッドの華やかさのクリスマスローズですが、この個体を見る限り、山野草ですねぇ。 昔の人は良いネーミングを付けました。洋種山野草と。 |
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原種クリスマスローズ アトロルーベンスです。 これらの個体は、色素が多彩に構成され、後の交配にてバラエティー豊かなクリスマスローズを作り出す元となった原種の一つかと思われます。 咲き方も本当に山野草的に咲き、我々山野草家の方々も見直しても良いのではと思います。 |
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こちらは原種のアトロルーベンス×ハイブリッド系を交配された個体です。 原種のしぶみを持ち合わせた初期のハイブリッドはこのような花であったのかと考えられる個体です。草丈も原種に近く、はやり洋種山野草として楽しめるのでは? |