育て方や品種の紹介等の解説ページです

花ハス・花蓮栽培 1.初めて蓮根を入手した場合

 花ハス・花蓮の育て方、栽培方法
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初めて蓮根をお買い求め
3月の終わりから4月にかけて入手した場合

お届けした蓮根は、「2.春の植え替え編」の要領で植え付けてください。

・弊園でお買上げ頂きました蓮根は掘り上げ後、発送時にはビニールパック詰めと
させていただいて発送しております。

・乾燥しないため、大体この状態で約1ヶ月は何ら問題なく保管は可能です。
(発送時期によりますが、1~2月に発送した場合に限り、3月下旬より4月に入荷した場合は発芽しますので、入手後すみやかに植え付けて下さい。)
・それにてお送り後、植え付けまでの保管場所は冷暗所にてお願い致します。

・或は到着後バケツ等に水を張り、蓮根を取り出しまして、植え付けまでの間浮かして下さい。
要は乾燥させなければ良いだけのことですから。

2

2年目以降は毎年植替えをお願いいたします。
植替えは新しい用土にて毎年実施するのが毎年花を咲かすポイントです。
花が咲かないとよく問い合わせがありますが、必ずと言って良いほど植替えをされていません。

或は一度使用した用土にて、更に植替えの用土に使用されるという話を聞きますが、それは
決して良くはありません。弊園からすれば植え替えないでそのまま管理していることと大差は
ないかと考えます。

なぜなら用土そのものが連作障害の要因そのものだからです。

【ハス鉢使用例】

・弊園では中型、大型を10号ポット(18L)で栽培しております。(特に大型は無理な栽培です。)

・理想的に言えば蓮鉢は陶器、プラスチックを問わず、以下のサイズをお選び下さい。
  大型種 50~60cm以上
  中型種 40~50cm
  茶碗蓮 30~40cm

茶碗蓮 8号と10号の比較
茶碗蓮小寿星を8号と10号に植えつけましたところ、やはり大きい容器の10号が育ちが良好です。

栽培にもう少し工夫を重ねると8号でも少し良くなります。


10号(30cm)ポット


8号(24cm)ポット
茶碗蓮 紅領巾を本年8号ポットに植えつけました。
もちろん従来の10号ポットにも植えつけましたところ、
育ちがまったく違いました。

2012/06/15撮影
8号ポットの紅領巾 立葉もまだ出ません。
やはり生長は遅いようです。

2012/06/15撮影
10号ポットは蕾を上げてきました。
やはり大きい容器は育ちが良いようです。
この結果から見ましても大きい容器で育てられることを
おすすめします。

2012/06/15撮影
大型種程大きい容器で栽培すると咲きやすく、開花数も多くなります。
品種 ポットの大きさ 初花の開花期
一天四海 30cm 7月16日
40cm 6月30日
大洒錦 30cm 7月18日
40cm 7月3日
上記のように大型品種程 大きい容器をおすすめします。

・注意
 深鉢が良いのですが、睡蓮鉢のように浅鉢の場合1~2サイズ大きめを考えて下さい。
なぜなら容量が問題なのです。特に茶碗蓮用の30cmサイズで言いますと、深鉢と浅鉢で大きな違いがあります。
このことは肥料の施肥量と大きな関係がありますので、注意をお願い致します。

3

1)用土は陶器、ポットに関わらず鉢全体の1/3にしてください。そして大きい容器の場合1/3が田土の深さ10cmを超える場合、田土の深さは10cm前後とお考え下さい。それ以上の田土は必要ないと思います。

2)なぜなら、用土と花ハスの開花との相関関係は無いと考えられるからです。中には用土をたくさん使用される方もおられますが、だからといって開花率が良いとは言えないと思います。

3)例年蓮根を植えられずに浮かしたまま置いておきますと無肥料でも花を咲かせます。
8.花ハスの水栽培参照

4)用土を使っての蓮根の植え付けは2.春の植替え編を参照して下さい。

弊園が販売しております「田の土」は今の今まで稲作に使われていた腐植質に富んだ田の土ですので、現在市販されている荒木田土よりも蓮栽培には最適かと思いますのでご購入をおすすめします。

 また別途、弊園が使用している田土をご入用の方は、商品カテゴリー「花ハス・花蓮・睡蓮の土 田土」のところをご参照下さい。


水生植物用田土
4

 蓮根をお買い求め頂いたお客様に、下記肥料ををおつけする予定です。

 中国品種の場合 IB化成小袋10g 4袋
  ・中型、小型、茶碗蓮問わず容量18~20Lの
   容器(10号)にて育てられた場合。
  ・大型種は大容量ですから別途肥料をご購入下さい。
  ・茶碗蓮を8~10Lの容器にて育てられた場合は
   1ヶ月1回 IB化成 3粒と考えた場合1袋の使用で
   十分です。

 国内種の場合  小粒化成肥料10g 4袋

 肥料の使用例は
「4.夏ポットの花ハスを入手の場合」を参照お願い致します。


IB化成肥料(小袋10g)

小粒化成肥料(小袋10g)
5  国内種を栽培されておられ、咲かない咲きにくいと思われる方におすすめの肥料です。
小粒化成肥料 10g×10袋     396円(送料別)
小粒化成肥料 10g×100袋   3696円(送料別)
小粒化成肥料 10g×1000袋  29040円(送料無料)
(実際には12~13g入り)
小粒化成肥料 500g        660円(送料別)
小粒化成肥料 1kg        1100円(送料別)
特にこの肥料を使用しておりますと花がすばらしく咲いてくれます。

IB化成を使っての紅万々の上作

小粒化成を使っての紅万々の上作

この小粒化成肥料を使用しての30cmポットでの栽培です。
この小粒化成肥料をするようになり、花が盛り上がって咲くようになり花の充実がより良くなりました。


IB化成を使っての原始蓮の上作

小粒化成を使っての原始蓮の上作

 一重である原始でも花型が変化しました。
 もちろん中国種でもグレードアップして咲いてくれます。

 この肥料を別途必要な方は、商品カテゴリー「園芸資材販売_花ハス用肥料」のところをご参照下さい。

6  弊園が使用している黒ポットの購入は、商品カテゴリー「園芸資材販売_花ハス鉢・スイレン鉢」にてご購入下さい。 
 大型の品種に最適な黒ポット13号サイズ(直径40cm、32リットル)を販売中です。
黒ポット13号サイズ(直径40cm、32リットル)
 13号では少し大きいという方に12号(直径36cm、26リットル)をおすすめします。10号サイズでは咲きにくい品種がありますので、12号をおすすめします。持ち手つきですので大変運びやすいです。 12号(直径36cm、26リットル)
 従来より使用している黒ポット10号サイズ(直径30cm、18リットル)を販売中です。 こちらも持ち手つきとなっております。
黒ポット10号サイズ(直径30cm、18リットル)
 茶碗蓮を作ってみたい方用におすすめするのは、黒ポット 8号サイズ(直径24cm、8.5リットル)を販売いたしておりす。

小型と茶碗蓮の8号サイズ(直径24cm、8.5リットル)

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