クリスマスローズチベタヌスの育て方 輸入株の評判が悪い訳
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2012年2月27日 |
昨年秋に輸入されたチベタヌス 左側の2芽株の根は最高のコンディションのものを植えつけましたが、なぜか育ちは悪いのです。 右側のポットは一般にガーデニングセンター等で販売されている1芽株の根はカットされている評判 の悪いチベタヌスです。でも生長はすこぶる良好で、これだけのものはなかなか見当たりません。 両者を見る限りどうも弊園の「育て方」で解説しているとおり、輸入時のパッキングだけの問題ではないようです。 結論から言いますとたぶん中国現地で掘り上げ箱詰めするまでの間に乾燥させているのではと思います。 |
チベタヌス輸入株の評判悪いわけは? | |
1.輸入は11月下旬頃より12月上旬に国内に入ってきます。
(ア)輸入時の株の状態を見ますと別段悪い状態ではありません。 (イ)ではなぜこのような育つことが難しい輸入苗が入ってくるかといいますと? (ウ)この水分不足のオガクズによってチベタヌスの根が水分を奪われ、乾燥状態になって国内に入荷します。その時細胞は壊死状態になっております。そしてそのままの状態で植え込まれ、湿度が与えられることによりカビの発生となります。 (エ)結果としてチベタヌスのコンディションはこのオガクズの状態に左右されているようです。このオガクズによって水分が奪われないで入荷した比較的良好なチベタヌスは根が乾燥死せず生きております。 (オ)この生きた根のチベタヌスをポットに植え込むために短く切りつめましても、根は生きているため再生力があり、細根が1年後には良く出ています。
2.話は変わりますが、同じく中国のほぼ同じ地区よりアツモリソウが輸入されます。同じく同じオガクズです。 3.乾燥によって壊死した根は回復の見込みが無く植え込まれることによる適当な水分によって腐って行きます。 (追加 23年10月17日) 5.輸入商社におたずねするとパッキンに水分を含ますとチベタヌスが腐りやすいとのこと。 6.結論から言いまして、輸入時期とパッキン等が合っていないということが考えられました。 7. 9月中旬入荷したチベタヌスポットは ①無消毒 8.色々な方の解説を参考にさせていただき、育て方全体を考えますと、育たないのは「輸入苗の悪さ」+「育て方の管理の悪さ」のダブル効果のような気がします。 (ア)今回輸入一作苗のポット(一般に流通しているもの)を無作為に9ポットを選別
(イ)ポットから苗を出した状態です。かなり悪い状態のものが多い。
(ウ)その9株の内、新根が育っているものとそうでないものを選別しました。
(エ)今回9ポットは余りにも悪かったのですが、他の苗(これも無作為に掘り上げました)をみますと、切りつめた根から細根が出ておりますので、本来の株はこのようなものであり、少なくともこれらの株が輸入がなされなければならないということは読者の方々のお考えと思います。
(オ)新根の出ていないものはやはり乾燥状態で輸入された株と思われます。 (カ)培養土の状態です。
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