育て方や品種の紹介等の解説ページです

クリスマスローズチベタヌスの育て方 23年輸入株の現状

輸入株の評判が悪い訳 チベタヌス輸入株の育て方 チベタヌス歳時記 23年輸入株の現状
24年輸入株の現状 25年輸入株の現状 山野草研究家
久志氏のチベタヌス探訪
輸入一作株の現状
24年秋~25年春現状
25年輸入一作株の現状
チベタヌスの解説と管理方法
弊園での栽培の例
28年輸入株の現状    

2012年3月23日
201203-IMGP0040
23年輸入株を比較検討しました。 左側より
2芽株の超優良株
左側より2番目
2芽株の標準株
左側より3番目 標準株ですが生育不良の株です。
左側より4番目 2芽株の根が少ない株
左側より5番目 1芽株の一般に出回っているポット苗の状態の良株
ここでリストアップしたチベタヌスは極端な例です。
輸入株を比較しますと、
①1芽株と2芽株はやはり2芽株が力があって後の生育は良いと思われます。
②2芽株であっても根の状態だけで、その後の生育が判断できないようです。
2012年2月27日
201202-IMGP9053 201202-IMGP9062
弊園のネットショップの輸入一作株のチベタヌス
早いものは蕾が見えてきました。
濃色のタイプに思えるのですが。
昨年秋に輸入されたチベタヌス
左側の2芽株の根は最高のコンディションのものを
植えつけましたが、なぜか育ちは悪いのです。
右側のポットは一般にガーデニングセンター等で
販売されている1芽株の根はカットされている評判
の悪いチベタヌスです。でも生長はすこぶる良好で、
これだけのものはなかなか見当たりません。
両者を見る限りどうも弊園の「育て方」で解説しているのですが
輸入時のパッキングだけの問題ではないようです。
2012年2月18日

節分も過ぎまして、毎日の日差しも段々と強くなってきました。
チベタヌスも上々に育ってきております。

輸入2芽株の中で根の少ないチベタヌスを
深さ14cmポットに植え込みましたが、
その生育の違いを比較しました。
左側は生長の悪い株。右側は生長の良い株です。
そして成長の良い株は輸入時根が十分にある株と
比較しましてもたいした生長の差がありません。
ひっとしたなら輸入時のパッキンに問題ありと解説
しておりますが、それより以前の問題かもしれません。
左側の3号深ポットに入っている1芽株は大量に
出回っているポット苗です。みなさん評価の厳しい
ものですが、良いものは良いといえます。
多分根はカットされていると思いますが、
弊園育成中の良株と差はありません。
このことから根のカット或は根が少ないから悪い株
とイコールにはならないような気がします。
2012年2月5日

23年11月29日入荷した株ですが無加温にて育てておりましたが、
ここ何日かの寒波で凍傷に合いました。

No.5164の株でしたが、耐寒性が無い株で
あったようです。個体差があるようです。
No.5165の株でした。
元気なものは何も問題なさそうです。
花色は濃色タイプですが、育ちが今一歩の株です。
2012年1月11日

昨年12月12日に入荷した2芽株ですが、良く生長
しているものとそうでないものがでてきました。
やはり現地から弊園まで来る間の様々な問題が
ありそうです。
根の少ないタイプのチベタヌス 3.5号14cm深ポットに
植えられたものですが、以外とそれなりに育っています。
2011年12月26日

201112-IMGP6187
この冬一番の咲き始めです。
本年の輸入株例年に無く咲き始めが早くはっきりとした
原産地が不明なだけに甘粛省でないかもしれません。
大体3月~4月にかけて咲くようですので、現地でも早咲
タイプがあるのか、或は他の産地なのか、今後の報告に
期待します。
いずれにしましても国内一作株に比較しまして、生長が
早く、気候の違いを感じさせます。
おそらくは低温の感度がより高く、中国の現地の冬はより
暖かく、生長のスピードが早いものと考えられます。
でも開花期に雪が降るわけですから、気候の変動が
激しいのかもしれません。
何しろ広い国土4省にまたがって自生しているわけですから、
わからないだらけです。
2011年12月24日

遅れること約1ヶ月 12月12日に輸入されたチベタヌス2芽株
その日のうちに植え込んだのですが、やはりみすぼらしくやっと見られるようになりました。

輸入株を根の状態によって分別しました。
短い根のものは3.5号深14cmに植え込みました。
根が短い或は少ないとガーデナーの方々から
非難されるのですが、さてこれからどのように
育っていくか腕の見せどころです。
大体標準的な株を植え込んだ
3.5号22cmロングポットの状態です。

生育の良いものから売り出す予定です。

2011年12月17日

201112-IMGP5816
寒さに耐えるチベタヌス
この冬一番の冷え込みとのこと。弊園でも氷が張る毎日です。
やはりチベタヌスの故郷でも花の咲く頃雪が降るようですので
これぐらいは何ともないようです。
でも今夜からハウス内に取り込むことにします。
2011年12月17日

11月29日に植え込まれたチベタヌスNo.5170
蕾がだいぶ上がってきました。
同じく11月29日にNo.5172の根の少ない株を
植えた生育状況です。
このまま花が咲き育つと良いのですが。
2011年12月12日

2芽株の輸入です。1箱200株入りが本日入荷しました。

輸入のケースです。 開封したところです。
遠く中国から届くまで時間が経っています。
しかも中国ではどんどん生長していることと思います
ので、太陽の当たらない箱内ではもやしの状態で
芽を吹いています。
掘り上げたところです。
2芽株の良株です。 サラサラのオガクズがパッキン材です。
これも良株と思われる株です。
根の少ない株です。 上株と思われる株です。
オガクズの中から次々と出てくるチベタヌス
たくさん出てきます。
根は抜群の上株です。 生長の早いものは花をどんどん上げています。
よくこのようなケース内で育つもんです。
200株取り出した跡です。
取り出された株です。
取り出した株の中で注意したい株を水洗いしました。
この株は元々根の本数が少ない系統でしょうか。
根の数が少ない分バックバルブが良く見えます。
7~8年分はありますでしょうか。
この株を見ますと実生株ではなく天然のものであることが良くわかります。
同じく根の少ないしかもバッサリ掘り上げ時に切られていた株です。
やはり7~8年は数えられるでしょうか。
かなり根数の多い株です。
根張りの良い系統です。
この株はこれでも2芽株です。
根の本数は少ない株です。
考えられることは

根を見ただけでも色々な系統があることがわかります。
根張りの良い系統は草勢も強く現地では大きい株立になっているのではと思います。
根の少ない系統はその株立は大きさの割に本数が少ない特徴を持っているのではと思います。

今後国内で実生生産される場合この根の多い系統を選抜することが第一歩かと思います。

2011年12月9日
全国のガーデンセンター、ホームセンター等に
販売されるチベタヌスの植え込みです。
早いものはこのように生長しています。
本年は特に生長が早く、輸入された時点で
ケース内でかなり育っているものもありました。
中国現地の気候を知りたいところです。
或は本年の輸入株は例年と違う産地なのかも知れません。
産地がはっきりしないだけにもどかしさも感じます。
そのよく育ったチベタヌスです。
日本の寒さに耐えられるか疑問です。
販売店でよく見られるポットサイズのタイプです。
特に濃色に色づき始めたものを選別したポットです。
チベタヌスの育て方

23年輸入株の現状

2011年11月29日

11月下旬 中国より輸入された株が流通されるようになりました。
早々に入手し、輸入苗の現状を見極めたいと思います。


No.5164  2011年11月29日撮影
この株は根が良く伸びています。
新根も秋早くより発根していたと思われる株です。

No.5165  2011年11月29日撮影
この株は根張りの良い株です。
新根もよく出ています。

No.5167  2011年11月29日撮影
この株はバックバルブが無いままの状態です。
掘り上げ時におそらくは株を割ったのではと思われます。
そして新根だけの状態での輸入株です。

No.5168  2011年11月29日撮影
この株は古い根と新根も生長している
標準的な株にも見えます。

No.5170  2011年11月29日撮影
この株もバックバルブは1節だけと見えて
古根は比較的少ない株です。

No.5171  2011年11月29日撮影
この株を見ますと新根がやや古く見えます。
おそらくは発根が早くより始まっていたのではと思います。

No.5172  2011年11月29日撮影
バックバルブなしの新根しかもわずかの根だけの株です。
これも現地で無理な株分けをしたものと思われます。

No.5173  2011年11月29日撮影
これも上記と同じ状態の株です。
輸送中に生長が始まり、莟が起き上がった状態になっています。

2011年11月29日撮影
鉢上げ状態のチベタヌス

根の長いものはポットの底まであります。
かなり長い根なので、3.5号苗木用のロングポットに
植え付けました。
同時にIB化成を5~6粒施肥しました。
後日、活力剤のHB-101顆粒を試験的に施す予定をしています。


2011年11月29日撮影
新根だけの株は4.5号のロングポットに植え込みました。
肥料は同じようにやっています。
考えられること

1.輸入株には色々な状態が見られます。
 ア.根張りの良いもの
 イ.根の長いもの
 ウ.バックバルブが無く新根だけのもの
 エ.莟の生長が始まり、パッキングの中で首を持ち上げている株、つまり早咲きと思われるもの等見られます。

2.古い根はともかく、新根がかなり生長しているところから、現地の気候はかなり冷涼なところと考えられます。
 ア.日本では10月下旬より(当京都)発根が始まります。或は遅い発根は11月中旬にやっと発根が始まります。
 イ.今後比較しなければわかりませんが、現地中国ではかなり早くより生長発根が始まるのではと思います。
  おそらくは9月頃よりではと考えられます。
 ウ.この新根の扱いが悪く、その後の生長に悪い影響を及ぼすと考えられます。

3.ネット上でプロ、アマを問わず色々な意見が見られますが、
 ア.中国輸入苗の悪い苗に当たった場合。
 イ.販売店でポットの関係上根をバッサリ切ってある状態で植え込まれているもの。
 ウ.それらを購入された後の管理の問題
  このことが一番大きな問題であり、また解説されているホームページのほとんどと言って良いほど、
  適切に指導がなされていないところに、これまた大きな問題があり、結果として趣味家が上手に
  育てられないというところに行きついてしまっているのが現状かと思います。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA