育て方や品種の紹介等の解説ページです

節分草、ヒナマツリソウの育て方

節分草、ヒナマツリソウ年間管理 節分草 歳時記

 
育て方

 秋に球根で入手しますと、乾燥を嫌いますので、入手後できるだけ乾燥しないように保管して下さい。
 そして9月中下旬頃に水はけの良い山野草培養土で植えつけて下さい。

 キンポウゲ科ですが、気温の低下する10月頃より土の中で根が動き始めます。
 このことは同じキンポウゲ科のクリスマスローズ、アネモネ、牡丹、シャクヤク等と同じかと思います。
 
2013年10月26日 撮影
 耐寒性の強いキンポウゲ科のセツブンソウ、ヒナマツリソウですから、冬の間も土の中で根は成長しています。

 そして早ければ2月に入りまして地上部へ葉が展開していきます。

 大体2月下旬頃が開花時期かと思います。この開花時期の前後にポット植えの開花株を入手される方が
 ほとんどかと思われます。

 花が順次終わりますと、子房がふくらみます。大体5月には種子ができ、はじけてきます。
 その頃を見計らって、採り播きをします。

 その間、開花後は日陰になるようなところへ移動もしくは遮光をして下さい。

 その後、葉も黄ばみ、休眠状態に入ってきます。水やりも回数を控え、雨のかからない
 軒下の日陰の涼しいところで夏越しさせてやるようにいたします。

 夏の間、乾燥しない程度に土を湿らすように水やりをして下さい。

肥料

 植えつけ時にIB化成を鉢内に置肥として、適当に施肥してやる。

 IB化成の施肥の回数は高温時1ヶ月に1回、低温期は2ヶ月に1回を目安にして下さい。

 キンポウゲ科の植物は低温期に根が活動していますので、施肥には注意して下さい。

 冬が過ぎ、翌春の開花シーズンから種子ができる頃までは肥料要求度が一番高まる時期ですので、
 肥料切には注意をして下さい。その間、粒状のIB化成で充分かと思います。

殖やし方

 種子が開花後できますので、さやが黄色くなる頃を見計らって採種します。

 採種した種子は採り播きをします。用度は山野草培養土がいいかと思います。
 覆土をした後、水やりを乾かさないように注意しながらやります。

 その後は母球と同じ管理です。


ワンポイントアドバイス

種子を乾燥しないビニール袋に湿らせた山野草培養土と混合し、封をした後、
室内の涼しいところに保管します。そして秋、9月中下旬に播きますと、夏の手間がはぶけ、
しかも発芽率がグーンと上がります。一度、試して下さい。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA