山野草の育て方 ~総論編~
山野草の育て方 ~総論編~ (京都基準)
1.弊園では山野草を販売業務としておりますが、その山野草は宿根草であり、自然の山に自生しているものばかりです。
でもお客様からは枯れた、育てられないという答えばかりであり、当方も経験したことでした。
とりわけ山野草の中の山草(含高山植物)系のものは顕著な傾向でした。
2.それらの会話の中で育て方には色々あってお客様一人一人にそれぞれ違った説明をしなければなかったことでした。
そしてお客様が基本的に山野草を育てることの中に認識の欠如の最大の要因が「環境を整える」という最大の問題点に
気がつかず、小手先の管理つまり「水やりは?」「肥料は?」という対処法で解決できる植物ではないということでした。
ネットショップを始めましてから、お客様によっては「作り方、育て方の説明書」を要求される方も時折ありました。
従来のそのようなものはその対処法そのものであり、丈夫な野草ならともかくも、高山植物系、山草系の植物で、
ただ単に半日陰と書かれているだけで育てられるものでは無く、弊園では疑問に思っておりました。
そのような事情で長年悩んでおりましたが、育てるより以前の問題、つまり枯らさないためにはどうするかということ
を考えました。
一般には水やり、肥料等で解決されているのですが、それは誤りとは言えないまでも、正解とは言えません。
なぜなら自生地では自然の雨であり、肥料をもらっていないことからしてわかります。
そのようなことから、基本的な環境のことを解説することが重要と考え、その結果他に無い解説になったかと思いますが、
かなりの参考になるのではと思います。
3.それは従来の一般の園芸、今流で言うならガーデニングの世界ではそのものズバリなのですが、山野草は
山の樹の下に生育する。或は高山の気温の涼しい所で太陽を浴びながら生育するという野生植物そのものです。
改良された園芸品種と違い、環境違えば消えてしまうという一面も合わせ持つ植物です。
ガーデニングの世界から見て、シェードガーデンといわれて久しいのですが、それは主として日陰の庭、つまり地植えなのです。
弊園でも地植えで楽しむお客様もたくさんおられます。
そのようなことで育つ環境を作って頂き、その上で地植え、鉢植え、寄せ植え、苔玉等色々な楽しみ方があるかと思います。
4.茶花の楽しみとして、季節の野の花を茶の世界に巧みに取り入れ、芸術の世界に昇華した歴史があります。
この茶花の素材は庭植え、つまり地植えの野草を床の間に生けるという日本人ならでわの山野草の鑑賞法であり、
ヨーロッパスタイルのシェードガーデンとは少し趣きが違うようにも思います。
我国では茶花を楽しむということは究極の地植えともいえるかもしれません。
それは日本の自然、言い換えれば四季の変化を山野草を通して表現するという考え方ではと思います。
5.でも山野草を育てる楽しみを持った趣味家は地植え以上に鉢で楽しむ、言い換えれば盆栽に通じる草盆栽という芸術性の
高いものに興味を持つ集団ではと思う今日この頃です。
やはり園芸、つまり庭の芸術の範疇に入るのが山野草の楽しみであり、育て方でもあるかと思います。
いわば「地植えを楽しむ」に対しての究極の世界が「草盆栽」であり、盆栽が今や世界共通語になっているのと同じように
草盆栽も世界中に普及するものと希望しております。
6.ではどうしたなら育てられるか?総括編
例えば高山系は長野県ではアルプスに登れば見られますが、北海道の礼文島では平地に咲いているようです。
それはなぜかと言いますと気温が同じだからです。
ですから都会の平地に住む我々では夏の気温が高く通常育てられない植物です。
言い換えれば、耐暑性が無い植物ですから、いかに涼しくしてやるかが問題となってきます。
それで日陰にするわけなのですが、その日陰にする程度がわからず、ただたんなる説明書の「半日陰にする」では
枯らしてしまっているのが現状かと思います。
それにて何か指標らしきものがあればと思い弊園ではその手始めに末尾に「山野草を科学する」を解説いたしました。
まだまだ具体的には説明しきれませんが、要約しますと、
耐暑性 | 対処法 | 置き場所 | |
高山植物 | 無い | かなり日陰 10000ルクス以下 | 地面 |
山草 | 無い | かなり日陰 15000ルクス以下 | 地面 |
野草 | 有 | 10万~13万ルクスの直射光線下 | どこでも |
湿生植物 | 有 | 10万~13万ルクスの直射光線下 | どこでも |
そして生き物の植物ですから、空中湿度もありますでしょうから、育てられない植物、或は作りづらい植物ほど
日陰にし、地面に可能な限り直接置くことかと思います。つまり、より気温が低くなるからです。
そして遮光ネットは風通しを良くするために可能な限り高く張っていただくことかと思います。
屋上、マンション等で育てるには?
野草系、湿生植物を育てることが、苦労無く育てられるかと思います。
水と肥料を施せば育てられるからです。
つまり、「和のガーデニング」です。
(2012年10月20日追記)
7.そのようなことで山野草といいましても、高山植物、山草、野草或は平原に咲く花、湿地に咲く花、田んぼの周りに咲く花と、
つまり日本国内中自然に咲く花を山野草といっております関係上、
それぞれの管理法も育て方も違いますので分類して、解説をしたいと思います。
特にアツモリソウ、ホトトギス等は別途解説しておりますので、
「アツモリソウの育て方」「ホトトギスの育て方」を参考にして頂きたく存じます。
特に問題になるのは夏の管理法かと思います。
一般的に山野草といいましても、その種類の多さ、或は日本国内だけでなく中国を始め海外からもたくさん導入され、 ヨーロッパ、アメリカ産のものは洋種山草といわれる一群も確立され、中には我国原産のように思われているものも 少なくないようです。 そしてクリスマスローズのようにヨーロッパの森林に自生しているものもガーデニングの世界で評価され、山野草とは そしてガーデニングの世界では一括してシェードガーデニングとして取り扱われているのが現状です。 |
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管理方法 初心者の方、或は毎年枯らすという方、或は初めて扱う山野草等、未知の育て方でどう扱うかわからない方は 大体の山野草はこの育て方で何とかなるものです。 (但し、野草といわれる平原に咲く植物は そして必ず参考書は栽培の手引きとなりますので必ずお読み下さい。 1.日照は 1月~4月 日光 100%
7月~9月 日光 終日 20% 市松ネット50% 1枚使用
10月~11月 日光 終日 50% 市松ネット50% 1枚使用 2.一般的に半日陰と表示されていますが、多くの方は 午前中 日光に当てる 夏の午前中の直射光線はすでに10万ルクス程度になっているため、光線量オーバーによる葉焼けを起こし、 3.ですから朝から夕方まで終日平均して遮光した環境で育てるのが一番です。 4.但し早春に咲く山野草は夏休眠しますので、枯れたと間違いの無いようにお願いいたします。 5.遮光ができない場合、或は全くの日陰で育てるものが良い植物(難度の高いものアツモリソウ等)は建物の北側に 6.この光量をコントロールすることにより一部のものを除いてかなりの植物が枯れることなく育ちます。 枯れる場合
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基本的な考え方
(1)耐暑性の無い宿根草です。
(2)遮光或は木陰、そして半日陰という程度では葉焼けを起こす。
(3)日照はまったくといって良い程当てない。つまり建物の北側に置く。
朝日、夕日を絶対当てない。そして地面に置き涼しい環境。
(4)照度なら10000~15000ルクス程度ではと思います。
つまり7~8月の日照でも葉焼けさせない環境を作ってやり、そこで夏越しをする。
(5)結論として「葉の表面温度を可能な限り低くする」ということです。
そのようにすれば葉焼けを起こさず、夏越しができます。
つまり北海道、東北或は高山帯と同じ環境を作ってやることです。
例えばアツモリソウは長野県辺りに行きますと、1000m以上のところでないと自生が無いとのこと。
ところが北海道の北の方ですと、平原地帯でも自生があるようです。
つまり環境、主として気温の問題かと思われます。
では当京都では自生が無いから育てられないかといいますと、そうでも無く、弊園でも育って花も咲いております。
その管理法は
1)アツモリソウ等 ラン科植物
基本的にラン科植物は日陰を好む植物ですが、いわば究極の日陰、照度でいえば10000ルクス以下の環境を
作ってやること が大事かと思います。
具体的にいいますと 大きな建物の北側に置き、春から秋まで直射光線が葉に当たらない環境を作ってやる。
2)一般に高山植物といわれているもの
たくさんの種類がありますので、一言で言い表せないのですが、
ア) 比較的好日性のもの
一般的管理法の二重カーテンの下の明るさ20000ルクス以下、できれば10000ルクス以下の明るさであれば
イワシャジン等が葉焼けせずよくできるかと思います。
イ) それでも葉焼けする場合は
やはり棚下に置き、明るさを更に暗くするとともに、気温もより涼しい環境にしてやると
何とか夏越しできるのではと思います。
基本的な考え方
(1)耐暑性の無い、或は弱い宿根草。
様々な解説を見ますと、例えばギボウシ、夏戸外にて育てますと葉焼けするギボウシ、
それであっても耐暑性があると表示されています。
夏の暑さを嫌って山中に逃げたと思われる宿根草、或は北方へ生育環境を変えたと思われる宿根草、
やはり耐暑性が無いという表現が正しいのではと思います。
葉が枯れ、根だけが残った状態を耐暑性があるとはいえないと思います。
(2)遮光のやり方によって夏葉焼けを起こさない程度を半日陰と言ってよいかと思います。
その時の照度は10000~15000ルクス程度。それ以下なら更に良いかと思われます。
夏の戸外の日照は130000~140000ルクスですから10%の考量です。
(3)イカリソウのように山草の種類によって3~40000ルクスでも葉焼けしない宿根草もあるかもしれません。
いずれにしましても何らかの日除けが必要なものは山草系と分類したいと思います。
一般に、低山性と思って頂くかと思います。
比較的日光を好む植物から、基本的に日陰を好むラン科植物まで様々な植物があります。
1) ラン科植物の内 地生蘭
クマガイソウ、ナツエビネを含むエビネ類等は高山植物系のアツモリソウに準じた管理。
例1.北側に置き、春から秋まで直射光線が葉に当たらない環境を作ってやる。
例2.二重カーテン下の棚の更に棚下に置いてやり、1000ルクス以下の明るさにしてやる。
2) 丈夫な山草系(一般的な山草)
冬~春 直射光線 100%
5月連休後 50%市松ネットをかける
3) 50%の遮光では葉焼けする植物
一般的管理法の二重カーテンにしてやり、明るさは20000ルクス以下にする必要があります。
10000~15000ルクスが理想的?
例.本邦産のホトトギス、センオウゲ等
例えばセンオウゲ(今日センノウゲと誤った表記をされていますが)は絶滅したと思われていましたが、
日本で2ヵ所、山奥にて作られていました。
センノウ(センオウゲ) 2012年8月4日撮影
弊園で育てますとやはり2枚がけでないと葉焼けしてしまうところから、人里離れた本当に夏涼しいところにのみ
育てられていたかと思います。
4)夏休眠型(早春に咲くタイプ)
タツタソウ、セツブンソウ、一輪草、二輪草、イチゲ類、キスミレ、福寿草、カタクリ、クリスマスローズチベタヌス等
ア)丈夫な山草系と同じく4月頃まで直射下
イ)5月連休後50%遮光
ウ)休眠しますと、涼しい所へ移動。水やりも少し控えめにして、夏の鉢内の蒸れによる腐敗を防ぐ。
タツタソウ等の生育サイクルは早春に咲く特徴をもっており、
それだけに高温になる夏には地上部は無く、休眠を早めるようです。
寒さには強いが、暑さに弱いタイプです。
早春に咲く花は共通した特徴を持っています。
ガーデニングではパンジーがります。冬には寒さに強くても、夏の暑さに弱いため枯れます。
いわゆる夏の間、一般のガーデニングの宿根草と何ら変わらなく、直射光線下で葉焼けをしない宿根草。
いわば好日性の宿根草を野草と定義したいと思います。
平原地帯に野生しているように育っているところから終日日光を好む植物が多いかと思います。
その反面水を好む或は水切れに注意が必要かと思います。
1)オミナエシ、ワレモコウ、フジバカマ等 湿った土地を好む植物
オミナエシ 2012年8月8日撮影
山奥の池の周りに比較的水が常にあるところに自生が見られましたところから、夏、1日1回の水やりでは葉焼けを起こしやすい植物です。
それにて底面給水トレーの利用をおすすめします。
それとも一般家庭では苔玉用水盤、お皿、或は濡れ新聞等を敷く等が考えられます。
この方法は底面給水トレーにマット(白い布)を敷き、給水してやりますと、給水処理がしてありますので、
毛細管現象により、時間とともに排水されます。そのスピードの調整はマットの外へ出す長さ、つまり長短によって決定して下さい。
このトレーを使用することにより、十分な水やりと根腐れしにくい排水が可能となりました。
※給水マットの使用例
1.片面は遮根シートといわれる「水は通すが根は通さない」というすぐれもののシートが接着してあります。
2.このシートを上面にして給水トレーに敷いていただきますようお願いいたします。
反対にしますと根がマットの中に入り込んでしまいますので、御注意願います。
2)カワラナデシコ、ススキ等
1年を通して終日直射光線下で育てて下さい。
夏水切れには注意が必要です。
好日性の植物の中で、特に水を好み水切れする或は水分が不足すると極端に成長が弱る植物です。
腰水をするとよい宿根草、球根植物です。
基本は一年を通じて、終日日光を好む植物。
湿地もしくは湿原に自生している多くの植物は、湿潤な土地、言い換えれば常に水分が多量に或は乾燥しないという条件になっているかと思います。
弊園ではやはり1日1度水やりをするという方法では、どうしても水切れ状態になり、思うよう育ちません。
それにて底面給水トレーを利用しております。
底面給水トレーの使用例 | |
このトレーを使用することにより終日たっぷりな水が 補給でき、水切れなくよく育ちます。 |
日陰を科学する
従来より必要だなぁと思っておりました照度計を思い切って購入しました。 |
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ナツエビネは例年葉焼けさせていたのですが、 本年は思い切って棚下へ置きましたところ、 葉焼けせずよく咲きました。 照度計で計りますと10000ルクス以下、 戸外は10万ルクス以上ですから1/10以下、 おそらくは1/20前後かと思われます。 |
クマガイソウも同じく棚下です。 照度計で計りますと、やはり1万ルクス以下です。 |
白覆輪のタカクマホトトギスは二重カーテンの下の棚 で栽培していますが、丈夫で葉焼けしませんでした。 明るさは15000~20000ルクスです。 |
宿根キバナツリフネソウも葉焼けしやすい種類です。 棚の上で20000~15000ルクス。 でもこの場所は2重カーテンの内、2枚目の切れ目が 強光線となりますので、もう少し暗さが必要かと思います。 |
アツモリソウの育て方で例年登場する黄花の咲く黒龍江アツモリソウです。 本年は棚上で育てましたところ、やはり葉焼けしました。 明るさは20000~15000ルクスですから、おそらくは10000ルクス以下の環境が良いのではと思います。 但し、あまり暗いと花芽が付きませんので要注意です。 |
以上、当京都を基準にしておりますが、例えば北海道、東北或は長野県辺りの夏涼しい地域、及びそれに準じる気候に
お住まいの趣味家の方々は気温が低いため、葉焼けすることが少なく、遮光ネットの使用法も変わるかと思います。
夏の猛暑にお住みの方、遮光ネットを上手に使って夏越しして下さい。
そして水切れ対策に底面給水トレーを使用することを是非お勧めします。
1.日本全国に山野草用土が産し、それらを趣味家の方々はオリジナルの培養土とされているかと思います。 一応の弊園の培養土(標準培養土) ア)硬質赤玉土(小) 1 イ)或は桜草は良質の赤玉土(小) 3 2.山野草は一般的に水はけの良い培養土、しかも保水力のあるというのが条件です。 腐葉土の混合については高山植物系、山草系のものは夏冷涼な地域以外の所では、 3.ミジンについて サナ 弊園では栽培法を考えますと、ミジンを抜くことが理想的な培養土であり、育て方かと疑問に思えるからです。 それは保水性が失われていくからです。同時に保水力も失われます。 ワンポイントアドバイス 従来どおり底網を使用する場合は、山野草を植えつけた直後の初めての水遣りは、水抜けに注意して、 鉢・ポットを持ち上げ水が抜けない間に底網をたたいて下さい。泥水が勢い良く流れ出るかと思います。 |
当方もびっくりしたのですが、夢想を使った寄せ植えに耐暑性があるのです。 というよりもビニールポットが蒸れるのかもしれません。 |
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チャボホトトギスを販売しましたところ、夢想を利用した寄せ植えは 暑さ知らずで、葉も焼けず、元気に夏越ししました。 片方ポット植えは暑さのせいで葉焼けを起こし、販売には向かなくなりました。 今後、当方でも「小山飾り」を考えています。 |
1.夏場の肥料は必要です。 よく解説には夏は肥料を施さないと書かれていますが、疑問に思います。 それは我々の人々の生活では夏ほどスタミナをつけるということで、その様な食事をしているかと思われます。 ところが植物ではただ単に水だけをやりなさいでは、充分な植物の成長が望めるのでしょうか。 例えば弊園では、水生植物をたくさん生産していますが、花ハスを始め、睡蓮、水生植物は夏場肥料切れしますと、途端に花が咲かなくなります。 このことは暑さに関係なく、肥料を要求しているのです。 2.山野草ではやはり成長に合わせて、夏であっても肥料は充分施肥して下さい。 3. 理想的に言えば春1回施肥すれば秋まで肥効がある肥料が一番良いのですが、 それぞれの肥料の長所と短所 ・マグアンプK ・IB化成(10-10-10-1) ・弊園販売山野草肥料 ・山野草の肥料 ・クリスマスローズの肥料 |
山野草の多くは我国では山に自生しているものが多く、日陰と共に空中湿度が必要と思われます。 マンションの高層での栽培は育てにくいものは環境に合わず枯らす場合が多いかと思います。 或は育ちにくい植物が多いのではと思います。 それにて「地面もしくはそれに近い高さ」が好条件かと思います。 かなりの日陰を好む植物は、建物の北側に置き、朝日、夕日を絶対に当てないように注意して下さい。 |
1.一般的な山野草の水やり |
なかなか難しい問題です。「水やり3年」というように。
一応の目安として 夏 1日1回或は2回 この水やりは標準培養土を使用した場合です。 |
2.夏を乗り切るキンポウゲ科の植物の水やり
「特に春咲き、夏休眠するタイプ」 |
1.基本的に乾けば水やりをするというのがコツです。 2.休眠からさめる夏の終わりから秋にかけて植え替えをするのですが、地上部のあるクリスマスローズを始め、 地上部の無い植物まで様々ありますが、高温期ですので水やりの回数に注意して下さい。 3.11月下旬より気温が一気に下がってきます。 と同時に鉢内の乾きもほとんど無くなり自然の雨で充分となります。 4.冬期低温に強いキンポウゲ科植物です。 言い換えてみれば少しぐらい多湿でも問題は無いのですが、やはり水はけのよい培養土で水はけのよいプラスチック鉢、 スリット鉢、底穴のたくさんあるポリポット。 そして陶器製なら昔はこれしかなかった陶器製のサナをご使用下さい。 水はけがかなり違うと思います。 5.冬の間、地上部が休眠していた植物も、次々と葉が展開していきます。 そして2月頃雪の中、福寿草、セツブンソウ等は咲き始めます。 水やりは自然の雨だけで充分です。 6.4月以降気温が上昇してきます。 それと同時に水やりも回数が多くなるかと思いますが、乾けばやるということが基本です。 7.梅雨の前後、次々と休眠してきます。 この季節、つまり7月、8月、9月頃と気温が高く、一番問題となる高温多湿に注意します。 ア) 日陰の雨の当たらない風通しの良い所へ移動し、やや乾かしぎみに水やりの管理をして下さい。 8.そして何よりも腐葉土、或は有機質の混入の無い山野草の土で植えることは言うまでもありません。 |
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