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苔の楽しみ方-ベランダ園芸編- 2

 

苔の育て方・増やし方・楽しみ方 /苔の楽しみ方~ベランダ園芸編~

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  苔の楽しみ方


スナゴケの楽しみ方

1.添配・フィギュアとともに楽しむ

1) 太公望
      

2) 都鳥
    

3) 東寺
    

4) 白馬
    

5) 太公望(2)
      

2.鉢とともに楽しむ

1)信楽焼

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信楽焼の植木鉢を見る度にこの鉢が気になっていました。この鉢も聞いて見ますと完全手作り鉢でした。 菱形の側面の4片を張り合わせ密着させているのですが、この密着が難しく焼き上げますとその収縮で角が割れてしまうという失敗作になります。 こだわりの職人芸の一品です。 しかもただ単に白釉ではなく、茶陶で見られる「御本手」といわれる赤土を混ぜ込み、ほんのりとした文様を浮き出させています。 そのようなことで、少し割高な植木鉢にスナゴケを使っての苔盆栽を作ってみました。
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同じく菱形の黒釉を使っての窯変が見られる秀作です。 スナゴケの深い緑と鉢の色合いとがうまくマッチした一品です。 信楽焼の亀君です。これも初めて見た折、何かうまい使い方は無いかと考えたのですが、ただ単にスナゴケの苔盆栽を思いついたのです。 愛嬌のある亀君です。 弊園では「みどりがめ」の名称でこのスナゴケの苔盆栽を販売しております。
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同じく信楽焼の舟形をした手作り鉢です。 当初この鉢を入手しまして、どのような使えば良いか考えておりました。 そして2年。やはり久しぶりに苔盆栽を試作しました中にこの鉢を使ってしまいました。 イラボ釉で焼き上げた舟形の鉢、当初は寄せ植えと思ったのですがこのスナゴケの上にフィギュアを使用することにより現代的かなあと思う一作です。 信楽焼の南蛮焼灰かぶり風に焼かれた鉢です。 業者向けのカタログには「茶窯変葉型」と記載されておりますが、当方見るなり気に入りまして、始めは「ツメレンゲとイワヒバ」の寄せ植え、そしてこのスナゴケの苔盆栽に使っております。

2)常滑焼

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変わって常滑焼の盆栽鉢作家、柴勝さんの焼き締めの山草鉢を使っての苔盆栽です。 いずれの鉢も登窯で焼成していた頃の味を現代の窯で再現されています。 この鉢は「灰かぶり」の窯変を再現され、スナゴケとのコラボがよく似合った苔盆栽です。 サイズは5.5号(16.5cm)の大きさです。 同じ形をした4号(12cm)の大きさの鉢を使用しております。
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かまぼこ状の長方の焼き締め鉢です。 スマートな細身の苔盆栽です。 6号(18cm)の長さの鉢です。 古代の焼きもの「須恵器」にこのような形をした「甑」型のものがあったように思います。 その甑型をモチーフに、胴には「櫛目」と「灰かぶり」をアクセントにしたなかなか優れものの植木鉢です。 3号(9cm)です。
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2枚貝、つまりハマグリの貝が合せられたモチーフの焼き締めの鉢ではと思います。 スナゴケとうまく調和したおもしろい苔盆栽になっているのではと思います。 かなり変形した鉢です。 おそらくは登窯で焼成されていた頃、あまりにも高温で焼かれた鉢が耐えられず、変形した焼き上がりが見られたかと思います。 そのことをモチーフにされた鉢かと思います。
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なかなか意表を突く鉢です。 自然に採取したスナゴケをぽんと置くだけで様になる苔盆栽とはこのようなことではないかと思われます。 大きさはそれぞれ4号と3号です。
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縁が内側に入り込んだ丸みのある鉢です。 盆器の技を余す無く山野草鉢にも活かされているのが柴勝さんのなせる業かと思います。 大きさは3.5号(10.5cm)です。 登窯で見られる灰かぶりの自然にできる美しさをモチーフにした「かわいい」小鉢に苔盆栽です。
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手作りの味を活かした柴勝さんならではのデザインの山野草鉢です。 味のある浅鉢に苔盆栽、いかがでしょうか。

3)小山飾り

信楽焼植木鉢 平造窯 黒釉布目文小山飾り鉢 鞍馬石をモチーフにした寄せ植え鉢。
小山飾りにスナゴケを利用することにより陽樹と日を好む苔とがピッタリの例です。

スギゴケの楽しみ方

1.スギゴケと松ぼっくり

 杉苔を使った癒しの盆栽です。
 誰しもが作れ、育てられる苔盆栽です。

 植えて苔を張って一年間水道水だけです。ぜひ試して下さい。

2.スギゴケの苔盆栽

2017年5月22日 スギゴケの苔盆栽いかがでしょうか
そしてある日思い立ちました。弊園のモットーであります「品良く」。それにピッタリの鉢があったのです。
信楽焼文五郎窯の穴無しの水盤鉢。さっそく植え付けました。
底に少し土を入れましたので、その分腰は高くなりましたが一年後にはビッシリ生えることを想定してこの程度かなぁ。
鉢内には常に水が滞っていますが、天気の良い日は一日で無くなります。このことを考えますと、一般家庭ではスギゴケは 無理であり、張ってもすぐ枯れるという結果となってしまっているのが現実かと思います。
京都の寺院で言えば、市内中心部にあるお寺は乾燥状態にあり、スギゴケを始めとする「苔の庭」はやはり無理が生じているかと考えられます。
ちなみにこのスギゴケはオオスギゴケかと思われます。
 
水盤鉢とは、外観は普通の信楽焼植木鉢です。ところが植木鉢に必ずある底穴がないのです。
水を必要とする水生植物、食虫植物、苔等にはピッタリの鉢です。

平成29年6月3日 入力    

ヤマゴケの楽しみ方

ヤマゴケの楽しみ方

1.弊園が過去一世を風靡しましたものが「おかまりも」の名称で販売いたしましたヤマゴケです。
 その他にも苔盆栽として次々ヒット作を販売いたしました。

1.おかまりも 2.かぐやひめ 3.石亭
4.禅 5.保津峡 6.太公望

2.おかまりもの管理
 (1)10年以上も前になるかと思います「おかまりも」の販売。
   その当時でも特別美しいヤマゴケを入手、即席で軽石に張ったものでした。類似品が出回ったのですが、
   似ても似つかぬものでした。それは当時の技術陣ともいえるスタッフの優秀さに他ならぬことでした。
 (2)折に触れ何かと昔の苔玉ことを言われる昨今でしたが、「おかまりも」を作るに足りるスタッフは
   今はもうおらず、さりとてその技術を持つスタッフも集まらず、何とかして昔の再現をと思いついた
   のが、育てるということでした。
 (3)そしてついに一年をかけて育てました現代の「おかまりも」です。
   雨のあとに撮影したものが下の画像です。しっとりと美しく育っています。
 (4)昨年夏前(2016年夏)にきれいなヤマゴケを選び軽石に植えました。
   昨年秋(2016年10月27日)その養生したヤマゴケです。夏から秋にかけよく成長し、それはそれは
   美しく育ってくれましたが、やはり野生のヤマゴケの域は脱し得なかったのかもしれません。
 (5)そしてこの春、桜の咲く4月。植物たちが一気に芽吹いてくれるのですが、このヤマゴケも
   見間違うばかりに育ってくれました。
   化粧仕立てに水盤とくらま砂のコラボによる作品の仕上がりです。
Lサイズ
Mサイズ
     いかがでしょうか。

生ミズゴケの楽しみ方

生ミズゴケの楽しみ方

シラサギカヤツリと生ミズゴケのコラボ
  

平成29年8月3日 入力    

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