育て方や品種の紹介等の解説ページです

レンゲショウマの育て方

1.右近白花 2.八重咲レンゲショウマ 3.斑入レンゲショウマ

以前より弊園もレンゲショウマは注目していました山野草ですが、作りにくい、育てにくいとの声を聞きます。
それにて本当に作りにくいのか、一年の観察日記を始めました。

育て方
自生地はかなりの深山にあると思われ、かなりの日陰で、 つまり森林の下草として育っているかと思います。
都会では?
 山のような涼しさは無く、気温の高い熱帯夜といわれる頃に咲きます。
 それにて葉焼けしやすく、限りなく日陰にて葉焼けの元となる直射光線は終日避ける栽培方法を考えてください。
葉焼けしなくとも、気温が高く生育不良となりますと、開花期 花茎が素直に伸びず、ケロイド状態となり、レンゲショウマのすっきりとした感じが出なくなりますので注意して下さい。
8月に咲く山草の代表種ともいえるレンゲショウマですが、耐暑性は無いといえるのではと思います。
京都の暑さの中で、15000ルックスが何とか育つ明るさのようです。理想的には10000ルックスではと思います。
元来丈夫な植物ですので、春植え替え、肥料を定期的に施せばよく育つ植物です。
夏の遮光だけを注意して下さい。


1.右近白花



2013年8月9日
ア) 山野草売店にて育てております。
イ) 基本的に明るさは15,000ルックスが最高の明るさのところです。
ウ) 棚の上に置いています。
エ) 本年は2枚目のネットをしっかり固定しませんでしたので、日除けはやや不充分な感じでした。
下の画像は2013年8月9日の現状です。
オ) 本年の育て方を見ていますと

①2枚目の遮光ネットを5月連休すぎから早くにやる。
②2枚目の遮光ネットをしっかり固定し、隙間がより少なく強い日差しを極力防ぐ。

以上の点を注意すればより美しく育てられるかと思います。

2011年10月24日
ベテランの方々に聞きますと自家採取はできにくいとの事でしたが、良く稔っています。
毎年種を採るつもりは無かったので、いつ頃が採取時か気になるところです


2.八重咲レンゲショウマ


2013年8月9日
ア) 右近白花と同じ棚での栽培です。
イ) 実生生産品ですが、概ね良株が入荷しますが、年によっては株の充実が今一歩のものも含まれます。
花茎が花の重みで垂れ下がるものもでてきます。
下の画像は2013年8月9日の現状です。
ウ) 花色は2種類のようです。


3.斑入レンゲショウマ


2013年8月9日
ア) 育成用の棚にて育てました。
イ) 本年は二重カーテンにするタイミングが6月に入ってからでしたので、それまでに葉が一部焼けてしまっていました。
イ) 二重カーテンにしますとやはり最大で15,000ルックスでした。
ウ) 例年通り、5月連休明けに2重カーテンをしっかりしますと、理想的な作りになるのではと思います。

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