オンライン パラレル長生蘭奇譚
97年10月号 シリーズ 37 柄もの
美の継承 貫雪
明治16年の図版にある古々の銘品。親品種である雪丸は天保年間の図版にあるところから、おそらくは貫雪も天保年間に存在したと思われます。それは、雪丸が透けやすく、貫雪よりも数少ない品種であることが証明しています。
多芸の極み 横綱
大正年間に発表された大同縞系の銘品。きれいな大覆輪で、二重覆輪とも呼ばれています。始めはゆうれい葉で後に緑が乗り、夏以降大覆輪となります。芸の多才さによって、栽培して味のある品種です。