オンライン パラレル長生蘭奇譚
96年10月号 シリーズ 25 柄もの
白に黒の名がつく 黒牡丹
「墨流」が白縞に変化したものに、葉がつみり丸みを加え、さらにしかみ(顔をしかめた様子、能の鬼面のしかめた表情をいう)が生じたものです。「牡丹獅子」、「福牡丹」、「雲龍牡丹」の母品種です。「黒牡丹」も2系統あり、歴史的に見て不明な部分も多いのですが、この白 のものが本来のものと思われます。
名品の兄弟 京玉金剛黄覆輪
歴史は古く、明治17年にその記録が残っているという古今の名品です。青軸羅紗地の究極芸で、永くその人気を保ってきました。また、高芽から「鷹金剛」が生まれたことがわかり、兄弟であることが証明されたのです。