オンライン パラレル長生蘭奇譚
94年11月号 シリーズ 2
二つの芸風 華鼓(はなつつみ)
セッコクの花型で「翁」をはじめとする兜咲きは、各地で何タイプか発見されてきましたが、今回発表された「華鼓」は花弁に覆輪が現れる特徴を備えたニ芸品という、今までにないタイプです。今後兜咲きの中で、人気を保つ奇花の一つと思われます。
未来の人気者? 於多賀黄覆輪曙
(おたがきふくりんあけぼの)
従来、長生蘭の普及品種に「於多賀黄覆輪」と言われる品種があり、その曙芸が昨今生まれました。曙芸であるため、後暗みとなる特徴は他の品種となんら変わりありませんが、「於多賀中斑」と言われる有名品種と芸が大変良く似ており、今後人気がでると思われます。